そらいろネット > 身近な植物図鑑 > 08月 > トウダイグサ科 > コニシキソウ

コニシキソウの草姿


コニシキソウ

[和名・種類]

コニシキソウ

[学名]

Euphorbia supina

[英名]

Spotted spurge

[名前の由来]

小錦草。小さなニシキソウのこと。

[分布]

日本各地

[科名]

トウダイグサ科トウダイグサ属

[花色]

汚淡紅紫色(葉・草姿:緑色に掲載)

[花期]

6月7月8月9月10月

[特徴・解説]

 道端や畑など、人里近くに普通に見られる、北アメリカ原産の1年草。
 茎は地面をはって広がり、長さ10cm〜30cmになります。全体に白毛が生え暗紅色を帯び、節から根を出すこともあります。
 枝上部の葉のわきに、小型の汚淡紅紫色の杯状花序をつけます。子房には白毛が密に生えます。
 葉は対生し、倒卵楕円形で長さ7mm〜10mmになります。縁には鈍い鋸歯があります。形暗緑色で、中央には暗紫色の斑点が目立つ長楕円形です。葉裏は毛が生えます。
 果実は卵球形のさく果で、径約2mmになります。下向きにつき、白色の寝た毛が密生します。種子は長さ約0.6mmで、3稜あり、表面にしわがあります。
 良く似たニシキソウは、茎が赤味を帯び、葉の斑紋が目立ちません。明治中期に渡来したといわれていますが、在来種のニシキソウを圧倒しています。中国では薬草として、止血や血尿に使われます。

[観察・感想]

 コニシキソウの葉や茎と、草姿の写真です。
 代表的な雑草の一種ですね。見かける機会は多いものの、じっくり観察する機会はほとんどないと思います。そのまま踏み付けて、通り過ぎてしまうのではないでしょうか。
 というのも、コニシキソウが生える場所は、コンクリートの隙間のできた割れ目とか、人が踏んで歩く足元に生える植物です。綺麗な草原などに生えるような植物ではありません。園芸をしていると、植木鉢やプランターから生えてくることがあり、厄介な雑草だなーといったイメージが強いです。トウダイグサ科の植物なので、切り口からは白色のベタベタとした乳液が出てきます。そのままにしておくと、皮膚炎になってしまうことがあるので、石鹸で良くあらって、ハンドクリームを塗っておかないと。
 ど根性○○○なんていう植物があったりしますが、コニシキソウはいつだってど根性です。ちょっとした隙間があれば、すぐに生えてきます。

[写真撮影]

2008年08月11日

[関連ページ]
コニシキソウ
コニシキソウの草姿
コニシキソウ
コニシキソウの草姿
-
-
メインコンテンツ
 ・家庭の医学
 身近な植物図鑑
 ・身近な昆虫図鑑
 ・身近な野鳥図鑑
 ・身近な貝殻図鑑
 ・身近な生き物図鑑
 ・ベランダ園芸
 ・三浦半島観光地図
 ・大人の塗り絵
 ・ゲーム情報局
 ・日記
 ・コミュニティー
スポンサードリンク


  身近な植物図鑑-8月  
ゴーヤ そらいろネット コナラ
Copyright そらいろネット All right reserved.
mixiチェック
このエントリーをはてなブックマークに追加