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アカメガシワの若い果実


アカメガシワ

[和名・種類]

アカメガシワ

[学名]

Mallotus japonicus

[英名]

Japanese mallotus

[名前の由来]

赤芽柏。葉の形がカシワに似ていて、新芽が赤いことから。
柏は炊ぐ葉のことで、葉が大きいので昔は食べ物を盛っていました。
別名、ゴサイバ(五菜葉)、サイモリバ(菜盛葉)。

[分布]

本州〜沖縄、朝鮮半島、中国

[科名]

トウダイグサ科アカメガシワ属

[花色]

淡黄色(果実:緑色に掲載)

[花期]

7月

[特徴・解説]

 伐採跡地、崩壊地、林縁などの明るいところに生える落葉高木。
 高さ15m、直径50cmになります。樹皮は灰褐色で、縦に浅い裂け目があります。若枝は灰色で、星状毛が密生します。
 葉は互生し、葉身は長さ7cm〜20cm、幅5cm〜14cmの卵形、または広卵形です。ふちは全縁、または波打ち、ときに浅く3裂します。両面に星状毛があり、裏面には黄褐色の小さな腺点が密にあります。葉身の基部には腺体が2個あります。葉柄は新葉は紅色を帯びます。
 雌雄異株です。枝先に長さ7cm〜20cmの円錐花序を出します。花には花弁がありません。雄花はホウの脇に数個ずつつき、ガクは淡黄色で3裂〜4裂します。オシベは多数あります。雌花はホウの脇に1個ずつつき、ガクは2裂〜3裂します。子房には刺状の突起があります。
 果実は直径約8mmの扁球形の朔果です。9月〜10月に褐色に熟し、3個〜4個の種子を出します。種子は直径約4mmの黒色の扁球形です。

[観察・感想]

 アカメガシワの若い果実の写真です。
 アカメガシワは雌雄異株と言って、雄花が咲く木と、雌花が咲く木が別々になっています。園芸ではオスの木、メスの木って呼んだりします。普通、園芸の盆栽などで育てる場合、メスの木を育てます。
 今回、写真撮影に成功したのは、メスの木のアカメガシワです。熟していない若い果実には、たくさんのトゲトゲとした毛が生えています。果実の中心部分に3本、飛び出ているトゲ状のものが、雌しべになります。アカメガシワの雌花は、雌しべだけが出ているような、あまり目立たない地味な花です。
 雄花の方は、線香花火のような花ですが、やはりそれほど綺麗な花ではなく、地味な花です。
 アカメガシワで目立つ物といえば、熟した果実ですかねー。黒く熟した種子が、たくさんつきます。春になると出てくる、ピンク色の新芽が一番目立つかな?それでもやっぱり、地味な植物です。あまり目立ちませんが、どこにでも生えていて、見かけることの多い植物でもあります。

[写真撮影]

2008年08月15日

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