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ホテイアオイの葉


ホテイアオイ

[和名・種類]

ホテイアオイ

[学名]

Eichhornia crassipes

[英名]

Water hyacinth

[名前の由来]

布袋葵。ふくれた葉柄を布袋様の腹にみたてたもの。

[分布]

日本各地

[科名]

ミズアオイ科ホテイアオイ属

[花色]

淡青紫色

[花期]

8月9月10月

[特徴・解説]

 池や溝などに浮遊して生える、熱帯アメリカ原産の多年草。世界中に広く帰化しています。
 茎はごく短く、葉はロゼット状につき、水中に根が伸びます。水面を覆うほどの群落を作ります。
 花序は、高さ20cm〜30cmになります。葉間から茎をのばし、総状花序を出し、径約4cmの淡紫色の花をつけます。花被片6個のうち上側1個が大きく、紫色のぼかしがあり、その中心に黄色の斑点があります。雄しべは6個で、3個が長く、3個は短いです。花糸には、腺毛があります。花序全体が1日で開花し、翌日には茎の基部から倒れて水中に沈みます。
 葉柄の中部が多胞質に膨らみ、浮き袋の役目をします。葉身は長さ5cm〜10cmの、広倒卵形〜倒卵状円形で、厚く、光沢があります。
 観賞用、観賞魚飼育用に、金魚鉢や池で栽培されます。日本には、明治時代中期に観賞用として渡来しました。暖地の溝、水田、池などに増えて厄介な害草となっています。汚い水質の池を好み、水質浄化に利用する研究もされています。

[観察・感想]

 かなり大きくなったホテイアオイが水路に生えていたので写真をパチリ。水にプカプカと浮かんでいる印象の強い水草のホテイアオイですが、根付くと大型化するようです。残念ながら、花は咲いていませんでした。
 このホテイアオイって日本各地で増えすぎて困っていたりとかしますが、水質浄化作用が他の植物よりも強いとか、肥料としての利用価値があるなど、いろいろな利用方法もあるようです。ただ水面にビッシリと生えてしまうと、今度は池沼の水温に影響を与えてしまうのかもしれないです。
 花はとても綺麗な花が咲くんですけどね。

[写真撮影]

2006年09月10日

[関連ページ]
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