[特徴・解説] |
池、沼、河口、川の縁などに生える多年草。
茎は太くて中空で、高さ1m〜2mになります。根茎は太く、泥の中を横にはって群生します。雌雄同株です。茎は直径約2cmの太い円柱形です。
葉は白っぽい緑色で、長さ50cm〜100cm、幅は2cm〜3cmで大形です。
花序は茎の先に円錐状につき、長さ40cm〜60cmになり、多くの枝を出します。花序の上部につく小穂は雌性で、長い芒があります。下部の小穂は雄性で芒はありません。
北米産のものは果実をワイルドライスと呼び感謝祭やクリスマスに使用します。アメリカンインディアンは古くから食用にしていました。黒穂菌が寄生して肥大した若い茎は菰角(こもづの)と呼ばれ、中国では食用にされます。日本では胞子を眉墨にしていました。 |