[名前・種類] |
イチョウ |
[学名] |
Ginkgo biloba |
[英名] |
Ginkgo |
[名前の由来] |
銀杏、公孫樹。
別名、ギンギョウ。 |
[分布] |
中国原産とされていますが、自生地はわかっていません。 |
[科名] |
イチョウ科イチョウ属 |
[花色] |
緑色(乳:茶色に掲載) |
[花期] |
4月・5月 |
[特徴・解説] |
中国原産の落葉高木。
大きいものは高さ30m、直径2.5mほどになります。老木の枝には、しばしば乳と呼ばれる気根の一種が見られます。
樹皮は灰白色です。粗く縦に裂け、コルク層が発達し、押すとやや弾力があります。枝には長枝と、短枝があります。
葉は長枝では互生し、短枝では輪生状に付きます。葉身は幅5cm〜7cmの扇形で、無毛です。
雌雄別株です。葉の展開と同時に開花します。雄花も雌花も短枝に束生します。雄花は長さ2cmほどの円柱形、雌花は長さ2cm〜3cmで、細長い柄の先端に胚珠が2個付きます。風に運ばれた花粉が胚珠内に入り、花粉室で発芽して精子ができます。精子は8月下旬頃から放出され、卵細胞を受精させます。
種子はギンナン(銀杏)と呼ばれ、10月〜11月に熟すと、外種皮は黄色くなり、悪臭がします。中種皮は白くて固く、2稜〜3稜あります。ギンナンは炒ったり、茹でたりして食べる事ができます。
神社仏閣、街路樹、公園樹などに利用され、寿命が長いため大木が多くあります。材はやや軟質で緻密なため、まな板、彫刻材などに使われます。 |
[感想] |
お寺に生えていた大きなイチョウの木。ギンナンがたくさん落ちていたので、メスの木のようです。
イチョウの木から生えてきた、鍾乳洞のようなツララのような謎の物体。これは気根の一種で、乳と呼ばれています。長生きして、巨木になると生えてくるもののようですが、ここまでたくさん生えてくるのはめずらしいかもしれない。
メスの木だし、乳と呼ばれるくらいなので、垂れパイってところでしょうかね(^^ゞ。なかなか見事なものです。乳という存在を知らなかったころは、木の上から、木が生えてきたんだと思ってましたよ。 |
[写真撮影] |
2006年10月16日 |
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