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シャリンバイの果実


シャリンバイ

[和名・種類]

シャリンバイ

[学名]

Rhaphiolepis umbellata

[英名]

Yeddo hawthorn

[名前の由来]

車輪梅。花が梅に似ており、枝を輪状に伸ばすことから。
別名、タチシャリンバイ、ハマモッコク、マルバシャリンバイ。

[分布]

関東地方以南

[科名]

バラ科シャリンバイ属

[花色]

白色

[花期]

5月

[特徴・解説]

 海岸や、海岸に近い山地に生える、常緑低木です。
 高さは1m〜4mになります。海辺の崖地などに生えるシャリンバイは、幹が屈曲して低くはいます。若枝には褐色の軟毛があり、小枝は輪状に出ます。
 円錐花序に白色の5弁花を多数つけます。径1cm〜1.5cmです。
 葉は枝先に互生し、卵形で、長さ4cm〜8cm、幅2cm〜4cmになります。上部には浅い鋸歯があり、革質で光沢があります。
 果実は径約1cmの球形で、10月〜11月に黒紫色に熟します。白粉をかぶり、割れることはありません。
 葉が細めのホソバシャリンバイや、近縁種との交雑種もあります。道路の植え込みや生け垣によく使われます。植え付けは4月ごろが適しています。奄美大島では樹皮は大島紬(おおしまつむぎ)の染料に使われます。

[観察・感想]

 道路の中央分離帯などによく植えられている植物です。日頃、まったく気にかけていなかったんですが、まさかこれが大島紬の染料になっているとは思いませんでした。年中見かけますが、名前すら知らなかったぁ(^^ゞ。やっぱり人は見かけによりませんねー。
 自然に生えているものはほとんど見かけることはなく、生け垣や道路の植え込みなどに植えられています。そんなわけで、私にとっては園芸品種というイメージの強い樹木です。

[写真撮影]

2005年11月23日

シャリンバイ
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