石灰岩地に自生し、暖地で果樹として 海岸や、海岸に近い山地に生える、常緑低木です。
高さは1m〜4mになります。海辺の崖地などに生えるシャリンバイは、幹が屈曲して低くはいます。若枝には褐色の軟毛があり、小枝は輪状に出ます。
円錐花序に白色の5弁花を多数つけます。径1cm〜1.5cmです。
葉は枝先に互生し、卵形で、長さ4cm〜8cm、幅2cm〜4cmになります。上部には浅い鋸歯があり、革質で光沢があります。
果実は径約1cmの球形で、10月〜11月に黒紫色に熟します。白粉をかぶり、割れることはありません。
葉が細めのホソバシャリンバイや、近縁種との交雑種もあります。道路の植え込みや生け垣によく使われます。植え付けは4月ごろが適しています。奄美大島では樹皮は大島紬(おおしまつむぎ)の染料に使われます。
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