[和名・種類]
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ハヤトウリ
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[学名]
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Sechium edule
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[英名]
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Chayote, Christophene, Mirliton
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[名前の由来]
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隼人瓜。始め鹿児島に導入されたことから。
別名、センナリウリ(千成瓜)。
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[分布]
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熱帯アメリカ原産
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[科名]
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ウリ科ハヤトウリ属
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[花色]
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淡緑白色・淡黄色(果実:白色に掲載)
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[花期]
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9月・10月・11月
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[特徴・解説]
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熱帯アメリカ原産の多年草。
茎はつる状で、他物に絡み斜上し、長さ約10mになります。根はいも状に肥大します。
葉は互生し、広卵形で、幅10cm〜20cmになります。
花は雌雄同株で、淡緑白色〜淡黄色です。短日植物のため、開花期は秋になります。
果実は倒卵形で、1株に数十個〜数百個つきます。開花後、2週間〜3週間で収穫します。果実の中央に長さ5cm〜6cmの大型の種子が1個あり、発芽するまで果肉と種子は分離しません。白色品種と、緑色品種があり、表面には棘が生えます。
日本には、大正時代にアメリカから渡来しました。果実は、生食、漬け物、炒め物、煮物などにして食用にされます。若い葉やつるも、食用になります。種子ではなく、果実をそのまま植えて増やすことができます。
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[観察・感想]
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ハヤトウリの果実の写真です。
かなりビックリしたんですが、ハヤトウリが野生化していました。ハヤトウリって、地元ではほとんど栽培されないし、流通することも少ない野菜なので、かなりレアだと思います。果実が大きな1個の種子になっていて、果実を直接地面に植え付けて栽培します。だから、誰かが持ち込まない限り、生えてくることはないはずなんだけど・・・
先日、めずらしくスーパーで見かけたので購入してみました。植物図鑑に写真を掲載するためい購入したのですが、まさか野生のハヤトウリを見かけることになるなんて。緑色品種と白色品種がありますが、野生化していたのは白色品種でした。
かなり高い場所に生えていたので、果実を取ることはできませんでした。前回食べてみたんですが、それほど美味しい物ではなかったので、苦労して取ろうとは思いませんでした。取ろうとしても、徒労に終わりそうだし。写真は撮ったんですが、あんまり良く映ってないですね、果実の形がわかるような写真を撮りたかったんだけど。
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[写真撮影]
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2008年12月31日
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