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ネギ


ネギ

[和名・種類]

ネギ

[学名]

Allium fistulosum

[英名]

Welsh onion

[名前の由来]

葱。日本書紀の秋葱(あきき)から。
別名、ヒトモジグサ(人文字草)。枝分かれした形が、人の字に似ていることから。
別名、ナガネギ(長葱)。長いネギのこと。
別名、ネブカネギ(根深葱)。根が長いネギのこと。

[分布]

中国西部原産

[科名]

ユリ科ネギ属

[花色]

白色(葉:緑色に掲載)

[花期]

9月10月11月

[特徴・解説]

 中国西部〜中央アジア原産の野菜。原産地では宿根草ですが、一年草〜二年草として栽培されます。
 茎は根元付近にあり、長さ約1cmです。地下部の鱗茎はほとんど肥大しません。
 葉は中空の円筒状で、長さ約60cmになります。表面は平滑で、葉鞘は茎状、もしくは大半が地中にあり白色で柔らかいです。食用にされる部分は、すべて葉になります。
 高さ約50cmの花茎を出し、先端に白緑色の6弁花を塊状に密生させます。ネギの花は、一般的に「ネギ坊主」と呼ばれます。
 種子は小さく、やや稜があり、黒色で光沢があります。
 最新のAPG植物分類体系では、ネギ科ネギ属に分類されています。日本では古く5世紀までには、中国から渡来していたと考えられています。特有の香味を持ち、味噌汁、鍋料理などの野菜や薬味として食用にされます。成長に合わせて、土寄せし日光が当たらないようにして栽培します。旬は冬ですが、現在では一年を通じて市場に流通しています。細長い千住ネギ、太い下仁田ネギ、葉ネギの九条ネギなどの品種が有名です。

[観察・感想]

 畑で栽培されている、ネギの葉の写真です。
 まだまだこれから成長するんだと思うけど、ネギなのか、タマネギなのか、正確に見分けるのは意外と難しかったりします。ある程度まで成長していれば、タマネギなら根元が肥大化しているので見分けられるんだけど。成長前は、ネギもタマネギも、同じように見えてしまいます。
 関東でネギと言えば、白い部分を食べて、緑色の葉っぱの部分は捨ててしまうことが多いです。実は白い部分も葉っぱで、成長に従って土寄せをしていき、光を当てずに育てるので、光合成できずに緑色にならず白色になります。
 写真を撮ったネギを見ると、成長後に土寄せした跡があったので、ネギだと見分けてみました。タマネギだと、土寄せしないと思うので。
 でも、三浦半島で栽培されるネギは、白い部分がやや少な目です。土寄せしても、それほどたくさん土寄せするわけではないみたいです。収穫間近のネギを見たことがあるのですが、それほど高く土寄せされていませんでした。地元野菜としてネギを購入した時も、白い部分は短かったです。土質の関係で、高く土寄せできないのかもしれません。

[写真撮影]

2008年12月31日

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