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初めての自殺願望 |
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・ ・ うつ病とは切っても切れない自殺願望 しかし、表に出せない自殺願望 人を心配させることはできない、人前では気丈でなくてはならない そんな理想が私の首を締め付ける 私は3歳にして、初めて死にたいと思った 今でも鮮明に覚えてる、そのときの気持ち 3歳で自殺を考えるのは異常なことなのかもしれないと思う 幼少期、私は両親からあまり相手にされなかった 母親は姉が独占し、父親は私に暴力を振るう そして、姉は私を責め立てる そして、近所の友人を奪っていく いつしか私はひとりぼっちになっていた 遊ぶのもひとり、テレビを見るのもひとり、なにをするのもひとりだった 早く大人になりたかったあのころの日 その日もひとりで寂しく遊んでいた それほど面白いとは思っていなかったが、家の周りで遊んでた そんな私に天からの贈り物 どこから来たのかわかりませんが、頭に鳥のフンが落ちてきた しかも、びっくりするほど巨大なフンだった 母親に拭いてもらおうと思ったが、下ばかり見ているからだと責め立てられた 思い返せば、子供のころは、たしかに下ばかりを見て歩いていた 姉には予想通り、囃し立てられるように大袈裟に馬鹿にされた 私は頼るべき人はこの世界にはいないと実感した そして自然と考えた 死んでしまいたい 涙を流しながらずっと泣いていた 死んでしまいたいと、ひとりで泣いていた ・ ・ ・ |
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