そらいろネット > 三浦半島観光地図 > 千葉県君津市 > 久留里 > 正源寺
ちょっと変わった入り口ですね。境内の一部が駐車場になっているので、山門の隣に壁がありません。 浄土宗のお寺です。山号は福徳山で、東陽院正源寺といいます。 徳川家三代将軍徳川家光の時代に、御朱印寺として寺領20石を拝領しています。そのため、山門の中央には徳川家の家紋である三つ葉葵の御紋があります。
狛犬ではなく、狛象が出迎えてくれます。なんだか迫力がなくて、可愛すぎですねー。 東洋院だから象さんなのかな?
ちゃんと阿吽の象さんになっています。キバがあるのと、キバがないのとがちゃんとあるのも、なんだか可愛いです。 こっちは子供の象さんかな?ちょっと幼い感じの風貌があります。
本堂には象さんはいませんでした。 1307年(徳治2年)の創建です。 1546年(天文15年)、久留里城主里見義堯(さとみよしたか)が、母の菩提寺としています。
こちらにも象さんはいませんでした。 本尊は聖観音立像です。別名を加勢観音といい、里見義堯の守護仏です。 その由来は、小田原北条氏が久留里城を攻めた際、里見義堯が観音像を背負って戦いを開始しました。すると敵陣の矢は味方には一本も当たらず、北条軍は敗走していったとのことです。 里見義堯が観音像に手を合わせると、観音像の背中には矢が刺さっており、「おお〜、加勢してくださったか!」といい、それ以来、加勢観音と呼ばれています。
突かせてくれぇ〜!! ご本尊の聖観音立像(加勢観音)のご開帳は、8月10日です。