国指定史跡の東勝寺跡、だけど僕にはただの野原にしか見えない・・・。このあたりの地名は、葛西ヶ谷(かさいがやつ)といいます。
東勝寺は、執権北条泰時(ほうじょうやすとき)の招きで、退耕行勇(たいこうぎょうゆう)を開山として、1237年(嘉禎3年)ごろに開いたと伝えられています。
近年の発掘によれば、寺の入り口の石畳の坂道西側には石垣が築かれ、その上に門跡、山裾を切り広げた岩盤上には火災の跡と思われる炭に覆われて溝、柱穴、礎石などが見付かりました。また、客殿の跡と思われる5間X7間以上の大型の建物跡が見付かり、太平記にある北条氏最期の地の状況があきらかになりました。
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