そらいろネット > 三浦半島観光地図 > 鎌倉市 > 小町 > 紅葉山やぐら
紅葉山やぐらは、1935年(昭和10年)に発見されました。 五輪塔、納骨、海蔵寺十六井とまったく同じものが出土しています。その時代考証からも、北条執権ゆかりの納骨と考えられています。1999年(平成11年)、大崩落後の神奈川県教育委員会の調査でも十六井が再確認されました。 鎌倉付近では、山腹の第三紀層の凝灰岩質の岩をくりぬいて作った穴を「やぐら」と呼んでいます。鎌倉時代〜室町時代において、上層階級の墳墓とされています。 紅葉山やぐらの奥にある穴は、第二次世界大戦時の防空壕跡になります。
ラングドラン・ウォーナー博士(1881年〜1958年)は、若い頃、東京美術学校(現在の東京芸術大学)に留学しました。 岡倉天心に私淑したウォーナー博士は、「文化は戦争に優先する」として、京都・奈良・鎌倉の三古都を中心に「日本の重要文化財リスト」を作成しました。その功績により、日本の多くの重要文化財が戦火から救われました。 ラングドラン・ウォーナー博士は、鎌倉駅西口駅前公園に顕彰碑があり、セオドア・ルーズベルト大統領の女婿にあたります。 この地域は、鎌倉幕府の実力者である北条執権低邸内にあります。 2001年(平成13年)、NHK大河ドラマ『北条時宗』で放送された主人公の北条時宗生誕の地ともいわれています。文永の役、弘安の役の2度にわたる蒙古襲来を撃退しました。神風とともに日本の歴史に名を残しました。 もののふの 諸行無常の 鐘の声 永久に眠らむ 紅葉山やぐら 萩村 三浦半島観光地図:鎌倉市小町・鎌倉駅西口駅前公園 三浦半島観光地図:鎌倉市小町・宝戒寺(北条執権邸旧蹟)