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宝戒寺


宝戒寺

JR鎌倉駅下車 徒歩12分
地図
宝戒寺
宝戒寺

 それほど大きなお寺ではありませんが、拝観料として大人100円、小学生50円、カツアゲされます。白い萩の花が有名なので、ぜひ9月頃に訪れてください。
 1333年(元弘3年)、新田義貞の鎌倉攻めにより北条氏は滅亡します。その後、1335年(建武2年)、北条高時の霊をなぐさめるために、後醍醐天皇が足利尊氏に命じて葛西ヶ谷の東勝寺をここに移し、寺名を宝戒寺としました。天台宗のお寺で、山号を金竜山といいます。
 境内には、聖徳太子像をまつる太子堂、鎌倉地蔵尊二十四所札所霊場の石碑があります。
 本堂には、国の重要文化財に指定されている地蔵菩薩像は、子育経読地蔵(こそだてきょうよみじぞう)という名で呼ばれています。関東大震災の時に像の中から出てきた記録により、1365年(貞治4年)、京都の三条法印憲円(さんじょうほういんけんえん)という仏師が造ったものだとわかりました。
 帝釈天像、梵天像も、同じ頃に造られたものだと思われます。十王像、閻魔大王像、北条高時像、不動明王像、准胝観音像なども安置されています。秘仏として公開されていない勧喜天立像(かんぎてんりつぞう・国重文)、惟賢和尚像(ゆいけんおしょうぞう・国重文)、仏涅槃図(ぶつねはんず・県重文)などもあります。
 江戸時代には、天海僧正が関東における天台宗の本寺として、寺の維持相続を徳川家康に懇願しています。

写真撮影:2007年02月28日

北条執権邸旧蹟

JR鎌倉駅下車 徒歩12分
北条執権邸旧蹟
北条執権邸旧蹟

 このあたり一帯は、鎌倉時代の執権だった北条氏の屋敷があったところだと伝えられています。
 このほか、参道入り口には唐仏地蔵尊の碑などが立っています。
三浦半島観光地図:鎌倉市小町・東勝寺跡
三浦半島観光地図:鎌倉市小町・北条高時腹切りやぐら

写真撮影:2007年02月28日
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