京急の終着駅、三崎口駅。
2011年(平成23年)、駅舎が改築されて綺麗になりました。
古い駅舎の方が馴染みがあるし、味があっていいんだけれども・・・。新しい駅舎の方が、やっぱり便利ですね。観光で訪れることが多いので、観光案内所があるのはとても便利です。でも、パンフレットの種類と内容が、街歩きニストの私にとってはちょっと物足りないです(^^;)
京浜急行電鉄久里浜線の終着駅、三崎口駅です。駅名の由来は、三浦市の中心部三崎への入口ということ。
京急の駅としては最も高い標高32mにあります。ホームに建っても実感することはできませんが、三浦海岸駅〜三崎口駅間を車窓から眺めれば、見晴らしの良さから標高の高さがわかります。
誰もいない駅、いかにも終着駅といった雰囲気です。多くの人がバスターミナルを利用しています。
時間帯や曜日によって、混雑状況は変わるみたいです。
午前中の京急三崎口駅。10時頃になると通勤・通学客もいなくなり、レジャーで訪れる人が増えるようです。釣り竿を持っている人、リュックをしょっている人が目に付きます。
釣り人は油壺方面や、城ヶ島方面まで行くのかな?それとも三崎口駅から徒歩圏内で釣りをするのでしょうか?
リュックをしょった中高年の男性と女性は、ハイキングなどに行くんだと思います。バスを待つ人も多く見られます。
三崎口駅の2番線ホームです。利用している人がほとんどいないというわけではなく、人がいなくなるのを待ってから、写真を撮影しました。
起伏のある地形に造られた駅のため、三浦海岸駅側は高架になっており、油壺側は掘割になっています。
ホームは1番線と2番線がありますが、両ホームは特に区別されることなく使用されています。
ホームの幅は、比較的広く作られています。特に階段に近く屋根のある場所は、幅が広いです。
駅メロは、2008年12月10日から、「山本コウタローとウィークエンド」の楽曲「岬めぐり」になっています。三浦市三崎地区が舞台となった曲です。
1日平均乗降人員、だいたい1万8000人くらいです。
三崎口駅の駅舎は、ホームよりもかなり高い場所に設置されています。改札は1ヶ所だけで、階段、エスカレーター、エレベーターで連絡されています。階段はかなり長いので、エスカレーターが便利です。体力に自信のある人は、階段でもいいのかも。
駅舎が高い場所に設置されているので、窓からホームや電車を見下ろすことができます。こうした写真が撮れる駅っていうのは、嬉しいですね。
意外と知られていないようですが、三浦海岸駅・三崎口駅間は単線になっています。三浦海岸駅が複線になっているので、三崎口駅まで複線になっていると思っている人が多いようですが。
久里浜駅-YRP野比-長沢駅と、三浦海岸駅-三崎口駅は、単線になっています。ただ、三浦海岸駅-三崎口駅は、複線化するだけのスペースはあるみたいです。
三浦海岸駅は遠いので、さすがに見えませんね。三浦海岸駅-三崎口駅の区間は、高架が多いのも特徴です。
終点、三崎口駅の先の線路はこのようになっています。途中までしかりません。
久里浜線は、本来は三崎まで建設される予定でしたが、用地取得が困難なため、暫定的に交通の便の良い国道134号線沿いに三崎口駅が建設されました。
現在は、油壺駅までの延伸が計画されていますが、用地買収が難航し、2005年に国土交通省へ事業廃止届出書を提出しました。しかし計画自体を中止したわけではないそうです。
知っている人はほとんどいないかもしれませんが、このトンネルは「初声隧道」っていいます。
1977年(昭和52年)9月に完成しました。
この当時はまだ、延伸するつもりだったってコトですよね。
国道134号の陸橋の、さらに向こう側です。線路はなくなり、架線だけになっています。現在は、畑として利用されています。京急の架線には、変電所から電力が供給されています。
計画では油壷駅まで延伸される予定になっていましたが、2005年(平成17年)に計画は白紙になりました。京急が油壷まで延伸される予定だったので、油壷に家を購入した人も多いです。
ところが、延伸路線上に希少植物が自生する場所が見付かり、風光明媚な小網代湾に架橋する必要があることなどから反対運動が起き、土地の買収は困難となり、計画は進みませんでした。
当初の計画では、油壷駅よりもさらに先、三崎駅まで延伸する計画になっていました。さらに、逗子海岸駅(現在の新逗子駅)から延伸して三浦半島西部を走る、三浦半島西部線(葉山線)も計画にありました。
計画の見直し、三浦市や地権者との話し合いで、新たな延伸計画を検討中ではあるらしいです。
その後、2016年3月16日に、延伸計画が事実上凍結されました。
終着駅まで着いた1500形車両。お掃除中です。乗ってきた時は快特三崎口行きでしたが、降りた時には快特高砂行きになっていました。
製造初年は平成2年8月です。
第2世代の都営浅草線、京成線、北総線への乗り入れ車両として開発された新型1500形車両。
京急では初めて交流モーターを用いたVVVF制御方式を採用した省エネルギー、省メンテナンス車両です。ブレーキを極力モーターのある車両で電力回生ブレーキとして負担し、一層の省エネルギーを図った新しいブレーキ方式が採用されました。
普通から、快速特急まで、幅広く運用されています。また、外気温・車内温度・車内湿度・乗車率を考慮したオールシーズン対応空調制御システムを導入しています。
京急2100形電車と、京急新1000形電車です。外見はほとんど同じですね。数字が書いてないと、見分けがつかないです。
2100形電車は、京急が誇る贅沢列車です。贅沢列車ですが、通常料金で乗ることができます。夕方ラッシュ時間帯の品川駅発ウイング号のみ、着席整理券の200円が必要になります。
1998年(平成10年)に登場しました。2000形の後継車として設計され、居住性、乗り心地を向上させた車両です。室内は2扉オールクロスシートで、扉間は転換式シート、出入口扉上部に車内案内表示器を採用され、連結間にも外ホロを設置しホームからの転落防止など安全面にも配慮されています。
主電動機は交流モーターを使用したVVVF制御方式で省エネルギー、省メンテナンスを計っています。VVVFインバータ装置、主電動機、空気圧縮機やクロスシートなどに海外製品を採用し、車両性能の向上、居住性の向上、コスト低減を計りました。
ピカピカに洗車された京急600形電車。
1994年(平成6年)から登場した、都営浅草線、京成線、北総線への乗り入れを考慮した車両です。
通勤形車両としては画期的な3扉オールクロスシートになっています。
1996年(平成8年)に登場した車両からは、高速対応のシングルアーム形パンタグラフになりました。
足回りは省エネルギー、省メンテナンスを図って交流モーターを使用したVVVF制御方式を採用しています。
1995年(平成17年)以後、ドア間の座席をロングシートにする改造工事が始まっています。やっぱり、クロスシートは失敗だったみたい(^_^;)
京急600形電車の運転席です。
とてもシンプルな運転席ですが、何がどうなっているのかはよくわかりません(^_^;)
三崎口駅よりも先に行くためには、バスに乗り換える必要があります。電車が通っていない三浦半島各地へ、バスが走っています。バスの本数が多いので、あまり時間を気にする必要はないと思います。
油壷に行くなら1番、三崎漁港・城ヶ島に行くなら2番、長井・ソレイユの丘に行くなら3番です。
1番乗り場は、油壺行き、三戸海岸行きです。三戸海岸行きは、1日1本だけしかありません。
2番乗り場は、三崎東岡行き、三浦市立病院行き、通り矢行き、城ヶ島行き、浜諸磯行き、三崎港行きです。浜諸磯行きは、本数がかなり少ないです。
3番乗り場は、横須賀市民病院行き、荒崎行き、ソレイユの丘行き、長井行き、横須賀駅行きです。長井行きは、早朝と夜だけです。
三崎口駅は中継地点のようなもので、ここからバスに乗って目的地まで行くのが一般的です。
ただ、京急バスは運賃が高いという問題があります。京急の鉄道の方も運賃が高いし・・・。競争原理が働いていない独占状態なので、料金が高すぎます(T_T)
電車の時刻表と、バスの時刻表、同じ系列の会社なのに時間が合ってないので、バス停で待たされてしまうことが多いのも欠点です。
良いところですか?う〜ん、車窓からの景色くらいかなぁ〜(^^;)
2017年1月27日(金)〜2017年7月31日(月)に開催された西武鉄道、京急電鉄、東武鉄道、台湾鉄路4社局合同イベントの「日台縦断!鉄道スタンプラリー 第2弾」です。
各沿線にあるパワースポットから近い駅に設置されており、全11駅のうち日本2駅+台湾2駅+任意の1駅の計5駅でスタンプを集めると特別記念品がもらえます。
私はもちろん、三崎口駅だけ!! |