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咸臨丸


咸臨丸

日本の蒸気船

 

 咸臨丸は江戸時代末期、江戸幕府が所有していた蒸気船です。木造艦で、全長48.8m、3本マストです。外輪船ではなく、スクリューを備えていました。
 難破船などを除けば、日本で最初に太平洋を横断して、アメリカ大陸までたどり着いた船です。
 1855年(安政2年)、オランダで建造されました。1857年(安政4年)に日本に送られ、長崎海軍伝習所の練習艦となります。
 1860年(万延元年)、日米修好通商条約の批准書を交換するため遣米使節団一行が太平洋を横断しました。このとき、浦賀を出港し、勝海舟、ジョン万次郎、福沢諭吉などそうそうたるメンバーが乗船していました。

咸臨丸の歴史

こぼれ話


 明治時代にお土産として売られていた「横須賀明細一覧図」。
 その地図を見ながら、当時の人々と同じルートで横須賀造船所内の施設を調べていきます。
 
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