そらいろネット > 三浦半島観光地図 > 横須賀市 > 鴨居 > 働く船たち

働く船たち


LNG船

バス停観音崎下車 徒歩数分
地図
LNG船
LNG船

 浦賀水道を往来する船の中でも、存在感があるLNG船。「ガス船」と呼ばれたりもします。巨大な船体も目立つ要因の一つですが、独特の形をしたタンクが搭載されているので、すぐにわかります。LNGの重量が軽いため、船の高さも高くなるので、それもまた、目立つ要因のひとつですね。
 普通は船体の横に「LNG」と書かれているのですが、この船には書かれていません。
 船名は「ABADI」です。読み方は、アバディでいいと思うよ。ブルネイにあるブルネイ・ガス・キャリアーズが所有しますが、三菱重工長崎工場で造船された日本製の船です。2002年に引き渡しされました。総トン数111461トン、全長290mあります。
 都市ガスに使われる天然ガスを運びますが、そのままだと体積が大きいので、低温にして液体にして運びます。液化した天然ガスがLNGと呼ばれます。天然ガスを液化するためには-162℃まで冷やす必要があるため、断熱した特殊なタンクが使われます。超低温のLNGが直接船体に触れると、その部分の鋼材が脆くなって崩壊する脆弱破壊を起こしてしまいます。タンクの材料には、アルミニウムやステンレスが使用されます。
 球形タンク(モス方式)のLNG船が目立ちますが、角型タンク(メンブレン方式)もあります。効率が良いことや、安全面から、球形タンクのLNG船の新造は減少傾向にあります。輸送中にLNGが気化するため、推進用燃料に使う蒸気タービン機関を搭載しています。

写真撮影:2008年08月15日

油槽船

バス停観音崎下車 徒歩数分
油槽船
油槽船

 黄色、赤色の2本線、S文字、黒のファンネルマークから考えると、昭和油槽船株式会社の船になります。2012年に昭和油槽船株式会社と日本タンカー株式会社が合併して、昭和日タン株式会社が誕生しました。
 自分のデジカメでは解像度の限界で船名まではわかりませんでしたが、「昭靖丸」なんじゃないかなーと思います。そうじゃなかったら、「海光丸」かなーと思います。
 一般的には「タンカー」と呼ばれる船です。
 中東などから原油を運んでくる油槽船は、大型タンカーになります。全長は300m近くもある巨大な船です。大型船ですが、少人数で航海できるように設計されています。
 この写真のタンカーは、プロダクトタンカーと呼ばれる中型〜小型のタンカーです。原油を精製したナフサ、軽油、ガソリンなどの油を運びます。
 プロダクトタンカーは、船上の配管やパイプ類が複雑に配置されています。

写真撮影:2008年08月15日

油槽船

バス停観音崎下車 徒歩数分
油槽船
油槽船

 黄色の地色に、上半分の赤色の太陽のファンネルマークなので、上野トランステックの油槽船です。
 上野トランステックは、上野グループの海運会社です。タンカーとタンクローリーを所有しており、石油の輸送にあたっています。
 小型のタンカーで、プロダクトタンカーです。何を運んでいるかまでは、残念ながらわかりません。船名がわからないし、上野トランステックって内航タンカー大手なので、90隻以上のタンカーを所有してるから。
 最近ではプロダクトタンカーも大型化が進んでいます。産油国で精製してから海外に輸出されるようになっているためです。
 小型〜中型のタンカーは、国内の石油精製工場から、日本各地へと石油製品が運ばれていきます。

写真撮影:2008年08月15日

貨客船

バス停観音崎下車 徒歩数分
貨客船
貨客船

 ノルウェーの国旗のような、赤色の地色に青色の十字が描かれたファンネルマークがあるので、東海汽船の貨客船になります。貨客船とは言わずに、「フェリー」と呼ぶことの方が多いかな?
 東海汽船は日本を代表する海運会社のひとつで、東京方面と伊豆諸島を結ぶ航路を就航しています。この他にも関連会社や子会社があって、さまざまな航路を運航しています。
 人と貨物の両方を同時に運ぶ船です。荷物の積み下ろしのために、クレーンが設置されています。
 この写真の船は、「さるびあ丸」です。
 全長120m、総トン数は4973トン。旅客定員は816名。三菱重工下関造船所で建造され、平成4年12月に竣工しました。
 通常は、東京〜三宅島〜御蔵島〜八丈島の航路を就航しています。大型連休、年末年始、7月〜9月は、東京・横浜〜伊豆大島〜利島〜新島〜式根島〜神津島の航路を就航しています。東京から神津島まで行くと、かなりの長旅になります。
 船内にはレストラン、自販機、コインシャワーなどがあります。特等席ではベッドやシャワー、ベランダまであります。海を眺めながらの、のんびりとした旅が楽しめます。

写真撮影:2008年08月15日

コンテナ船

バス停観音崎下車 徒歩数分
コンテナ船
コンテナ船

 東京湾内でも良く見かけるNYK LINEのコンテナ船。貨物船の一種ですが、コンテナを専門に運ぶのでコンテナ船と呼ばれています。
 コンテナと呼ばれる金属製の箱は、2種類ありますが世界共通のサイズになっています。専用のクレーンで効率良く積み下ろしが行えるため、大型船でも荷役には1日もかかりません。現在では、貨物輸送の主力となっています。
 港で積み荷の入れ替えを行う必要もないので、コンテナのままトラックや鉄道で輸送することができます。
 甲板の開口が大きく、コンテナを上下に出し入れできるようになっています。このためデッキが狭くなり、デッキは強度が不足しがちになります。開口の蓋の役割をするハッチカバーの上にも、コンテナを山のように積み上げて搭載します。
 この写真のコンテナ船はNYK LINEの「NYK APOLLO」です。全長は283.80mもあり、IHIマリンユナイテッドで造船されました。ヨーロッパ〜極東間のコンテナ輸送を行っています。
 NYK LINEは、日本郵船株式会社のことです。日本を代表する大手3大海運会社のひとつで、三菱グループになります。郵便局の船ではありません。

写真撮影:2008年08月15日

コンテナ船

バス停観音崎下車 徒歩数分
コンテナ船
コンテナ船

 ファンネルマークや船名が確認できなかったので、どこのコンテナ船なのかはわかりません。コンテナ船のファンネルマークは、見えないことも多いです。
 ほとんどコンテナを積んでいない状態のようです。船首部分のバルバスバウと呼ばれる球状船首が見えています。バルバスバウは、船が作る波のケルビン波形を干渉させて波を消すためのものです。大きな船になればなるほど、波を作るエネルギーが大きくなり、増波抵抗が増すのでスピードが落ちたり、燃費が悪くなったりしてしまいます。
 小型船では、ほとんど影響がないのでバルバスバウはありません。
 古いコンテナ船では500個〜1000個積の船が一般的でしたが、現在では1万個以上のコンテナを運ぶことができる巨大コンテナ船が続々と登場しています。「どう見ても過積載だろう!」って思うほど、コンテナを積み上げたコンテナ船がたくさんあります。
 この写真のコンテナ船は大きくないので、日本と海外とを結ぶ航路ではなく、日本国内で運用されているんじゃないかなーと思います。

写真撮影:2008年08月15日

プレジャーボート

バス停観音崎下車 徒歩数分
プレジャーボート
プレジャーボート

 働く船たちというページタイトルなんですが、働かない船です(^^ゞ
 裸のオヤジたちが乗っていました。真夏のお盆休みを楽しんでいるのでしょう。ボートに乗って夏休みを過ごすなんて、お金持ちですよねー。
 個人で所有する、小型のモーターボートです。

写真撮影:2008年08月15日

プレジャーボート

バス停観音崎下車 徒歩数分
プレジャーボート
プレジャーボート

 いわゆる「ヨット」って呼ばれる船です。
 動力がエンジンではなく、帆に受ける風によって推進力を得ます。ですが最近では、一定以上の大きさになると、エンジンが付いているヨットの方が多くなりました。マリーナなどに入港するとき、発動機がないと不便なので。

写真撮影:2008年08月15日
広告
メインコンテンツ
家庭の医学
身近な植物図鑑
身近な昆虫図鑑
身近な野鳥図鑑
身近な貝殻図鑑
身近な生き物図鑑
ベランダ園芸
三浦半島観光地図
コミュニティ
広告
広告
広告
広告
  横須賀市-鴨居  
横須賀美術館の展示作品 そらいろネット 地層
Copyright そらいろネット All right reserved.