大正12年(1923年)9月1日午前11時58分、関東地方に大地震が発生しました。昼食時と重なって東京や横浜では大火災となり、多くの人命と家屋が失われました。
ここ浦賀でもがけ崩れや火災などにより大きな被害を受けました。特に西浦賀では愛宕山が崩れ、家屋74戸と100人ほどの人が埋まってしまいました。ドック原(浦賀生協あたり)でも山が崩れ、通行中の7人が生き埋めとなり、浦賀町だけでも202人の生命が失われました。
戦後、この塔は震災と海難の犠牲者慰霊のため再建され、毎年8月上旬の浦賀みなと祭りで慰霊祭が行われています。
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