海上自衛隊第2術科学校オープンスクールのイベントのひとつ、掃海艦はちじょう一般公開。
2017年には退役が決まっているので、一般公開されるのは2016年の今年が最後かもしれません。
JS Hachijo, MSO-303
海上自衛隊の掃海艦で、やえやま型掃海艦の3番艦です。艦名は八丈島に由来しています。
潜水艦隊が安全に航海できるようにすることを目的として建造されました。従来の掃海艇では対処不可能な深深度に敷設された機雷に対処できるように設計されています。
これまでの海上自衛隊の掃海艇と同じく、磁気反応型機雷を避けるための木造艦で、アメリカ海軍のアヴェンジャー級とともに世界最大級の木造船舶となっています。
機雷処分用として、前甲板にJM-61-M20mm多銃身機銃を1基だけ装備しています。
設計はアメリカ海軍が1980年代に建造したアヴェンジャー級掃海艦に類似しています。
キール・スケグ、船底縦通材、チャイン材、フレーム、外板・甲板はベイマツを使用しています。キール摩材はケヤキ、合板はタモです。
主機関は三菱重工業製4サイクル非磁性ディーゼルエンジン「6NMU-TKI」を、二重防振装置を介して搭載しました。
日本鋼管鶴見造船所で1991年5月17日に起工、1992年12月15日に進水、1994年3月24日に就役、第2掃海隊群隷下の第51掃海隊に編入され横須賀に配備されました。
2000年3月13日、掃海部隊の再編によって、掃海隊群が新編され第51掃海隊が掃海隊群隷下に編入されました。
2004年4月21日〜2004年5月7日、シンガポール周辺海域で実施された第2回西太平洋掃海訓練に掃海母艦「うらが」、掃海艇「うくしま」とともに参加しました。
2006年6月5日〜2006年6月17日、マレーシア周辺海域で実施された第3回西太平洋掃海訓練に掃海母艦「ぶんご」、掃海艇「あいしま」とともに参加しました。
2012年9月16日〜2012年9月27日、アラビア湾で実施された「米主催国際掃海訓練」に掃海艦「うらが」とともに参加しました。
2016年7月1日、第51掃海隊が廃止となり、第1掃海隊に編入されました。
進水:1992年12月15日
就役:1994年3月24日
排水量:1,000トン
全長:67.0m、全幅:11.8m、深さ 5.2m、吃水 3.1m
機関:三菱6NMU-TK-1ディーゼル × 2基 2軸推進、出力:2,400PS
速力:最大速14ノット
乗員:63名
兵装:JM-61-M20mm多銃身機銃 × 1基
海上自衛隊第2術科学校オープンスクール|横須賀市田浦港町
- 三浦半島観光地図
スタンプラリー|海上自衛隊第2術科学校オープンスクール|横須賀市田浦港町
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