平野から山地の森林と、その周辺の田んぼに生息するアカガエルの仲間。
大きさは35mm〜78mmになり、メスの方が大型になります。 背中は黄土色〜赤褐色までさまざまです。背中に褐色のまだら模様が入る個体が多い。オスは繁殖期になると模様が目立たなくなります。
繁殖は2月〜4月が多く、温暖な地域や高山では1ヶ月ほど前後します。オスは雌雄を問わず抱き付きます。産卵は田んぼや湿地の止水域などに、1000個〜1900個の卵を産みます。周囲の水の凍結により、卵が死滅してしまうこともあります。
オタマジャクシは4ヶ月〜5ヶ月で約60mmに成長し、変態して上陸します。水温が低い地域では、オタマジャクシの期間が長くなります。ニホンアカガエルより両目の間隔が狭く、背中に一対の黒斑がありません。
鳴き声はニャッニャニャニャとエゾアカガエルよりやや低い声で、連続して鳴きます。2月頃からオスは盛んに鳴き始めます。
産卵が初春に行われるため、産卵後に休眠(春眠)を行います。
ニホンアカガエルとは分布域も重なり、外見はとても良く似ています。日本に生息する他のアカガエルと異なり、腹部の模様が比較的鮮明です。 |