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ヤマアカガエル

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ヤマアカガエル

[和名・種類]

ヤマアカガエル

[学名]

Rana ornativentris

[英名]

Montane brown frog

[名前の由来]

山赤蛙。山地に生息するアカガエルのこと。

[分布]

本州、四国、九州

[科名]

無尾目アカガエル科

[特徴・生態]

 平野から山地の森林と、その周辺の田んぼに生息するアカガエルの仲間。
 大きさは35mm〜78mmになり、メスの方が大型になります。 背中は黄土色〜赤褐色までさまざまです。背中に褐色のまだら模様が入る個体が多い。オスは繁殖期になると模様が目立たなくなります。
 繁殖は2月〜4月が多く、温暖な地域や高山では1ヶ月ほど前後します。オスは雌雄を問わず抱き付きます。産卵は田んぼや湿地の止水域などに、1000個〜1900個の卵を産みます。周囲の水の凍結により、卵が死滅してしまうこともあります。
 オタマジャクシは4ヶ月〜5ヶ月で約60mmに成長し、変態して上陸します。水温が低い地域では、オタマジャクシの期間が長くなります。ニホンアカガエルより両目の間隔が狭く、背中に一対の黒斑がありません。
 鳴き声はニャッニャニャニャとエゾアカガエルよりやや低い声で、連続して鳴きます。2月頃からオスは盛んに鳴き始めます。
 産卵が初春に行われるため、産卵後に休眠(春眠)を行います。
 ニホンアカガエルとは分布域も重なり、外見はとても良く似ています。日本に生息する他のアカガエルと異なり、腹部の模様が比較的鮮明です。

[観察・感想]

 ヤマアカガエルのカエルの写真です。
 ニホンアカガエルとヤマアカガエル、見分けるのがとても難しいのですが。ヤマアカガエルであっていると思います。
 ヤマアカガエルとニホンアカガエル、見分けのポイントになるのは背中にある2本の線です。まっすぐなら、ニホンアカガエル。前肢の背中部分、人間で言えば肩になるのかな、その部分が曲がっていたら、ヤマアカガエルになります。この写真だと、まっすぐに見えちゃうんだけど(^^ゞ。横から見ても、ニホンアカガエルの線はまっすぐに見えるんですよ。
 それ以外の見分け方だと、同じ茶色をしたカエルなんだけど、ヤマアカガエルの方が濃い茶色をしています。ニホンアカガエルは、やや薄い茶色をしていることが多いみたい。良く似ているので、見分けるのって難しいんですよ。名前にある通り、ヤマアカガエルの方が、山地に生息しています。
 いつも鳴き声は聞こえるんですが、なかなか姿を見ることができないのがカエルです。デジカメを持って探している時に限って、全然見付からないのに。デジカメを持ち歩いていない時は、良く見かけたりもします。水場のない場所で出会ったりすることもあるのですが、そういったカエルってどこで暮らしていたんだろう。側溝などから移動してきたのかな?

[写真撮影]

2008年06月19日

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