淡水の湖沼や泥地河岸に生息するカモの仲間の冬鳥。
全長は58cm〜70cm、翼開長は110cm〜135cmになります。橙褐色の体に、白っぽい頭をもち、翼は白く、初列風切羽根は黒です。雌雄は良く似ていますが、夏の繁殖期には雄の首の付け根に黒い輪があらわれ、雌には顔に白い部分があります。
泳ぎがうまく、飛翔する姿は重たげでカモ類よりもガン類に似ています。開けた土地を好み、水辺から離れたところの地面に掘った穴、樹洞や木の割れ目に白っぽいクリーム色の卵を6個〜16個産みます。約30日間抱卵します。通常はつがいか、小さな群で行動します。冬や換羽期には、湖や流れのゆるやかな川に大挙して集まることがあります。
南アジアで越冬する渡り鳥です。まれに、日本にも飛来します。
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