3月は、Marchの語源となった農耕と戦争の神マルス。マルスに捧げる、馬、盾、トランペットを清め、戦争の準備を整える月とされていました。
人々は自然から春を知らされています。草木が弥々と生え茂る月であることから、弥生と呼ばれるようになりました。また、花月、桜月、花見月、夢見月など、美し別名を生み出しました。
日本では春を告げる鳥はウグイス。ヨーロッパでは接近する危険を声で知らせるというクロウタドリ。スウェーデンでは国鳥となっています。
古代ギリシャのエペイロスの都市では、オークの木にくくられた真鍮の板が風に吹かれる音によって神託を得たと言われています。そのため真鍮は、「おしゃべり金属」とも呼ばれたりします。
春の鳥のさえずりのような音色を出す真鍮は、何かしらの神託をもたらしてくれるでしょう。
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