誕生石
ブルー・カルセドニー(Blue chalecedony)。
宝石言葉
追憶、ノスタルジア。
誕生石物語
10月8日は「十」と「八」で、組み合わせると漢字の「木」になることから、木の日となっています。
秋の果物の代表のひとつ、ブドウの木は豊作を表し、豊穣の神々への捧げものです。巻き付きながら空へ向かって伸びていくことから、生命の木、幸福で円満な夫婦関係のエンブレムになっています。権威の象徴として、古代ローマの隊長はブドウの木で指揮棒を作ったと言われています。
日本では暦の上では寒露と呼ばれる時期です。露も次第に寒冷となって、凍る手前になっているという意味です。秋の中でも、野山の豊かな恵みがもっとも美しく、収穫を祝う秋祭りも盛んに行われます。秋の季節が終わりに近づき、冬の準備を始める時期です。
草木に降りた冷たく凍る前の露のように、冷涼な季節にふさわしい宝石がブルー・カルセドニーです。
誕生石の特徴
半透明水晶族の中でも色が均一なものがカルセドニーです。
クォーツ(水晶)の微小な結晶の集合体で、小結晶間に染色を施すことができます。
自然のブルーは稀少性が高く、耐久性があり、カボッション・カットにしたとき色も透明度もさわやかなジュエリーとなります。
誕生石占いと誕生石の力
愛されることに甘えていると、飽きられてしまいます。
思いやりの心を、大切にするようにしてください。
自然のパワーを内に秘め、あらゆる事柄に働きかけて解決に導き、良い方向へと向けてくれるお守りとされたのが水晶族のブルー・カルセドニーです。
冷静な判断力と、思い上がった気持ちを鎮めてくれる宝石でもあります。
もうひとつの誕生石
パール。
宝石言葉
健康・長寿。
誕生石物語
真珠の主成分は炭酸カルシウムのアラゴナイトと、コンチオリンというたんぱく質の一種です。
貝の胎内に異物が混入すると、これらの成分を分泌して異物を包み込み、たまたま真円になったものが宝石の真珠として扱われます。
他の宝石は鉱物でできていますが、真珠は貝が分泌して作り出した天然のものなので、人肌にも優しい感触で馴染みます。
鉱物ではないので変質しやすい特徴があり、使用後は柔らかい布でそっと拭く習慣を身に付けてください。 |