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スダジイ栽培-2006年12月06日-


ツブラジイ

[和名・種類]

スダジイ

[学名]

Castanopsis sieboldii

[英名]

-

[名前の由来]

すだ椎。シイタケの原木にすることから。

[分布]

福島県・新潟県以西

[科名]

ブナ科シイ属

[花色]

黄色

[花期]

5月・6月

[特徴・解説]

 山地に生える常緑高木。
 高さ20m、径1mほどになります。上部で良く分枝し、丸みのある大きな樹冠になります。樹皮は黒褐色で、大木になると縦に深い割れ目が入ります。新枝は褐色を帯びた灰緑色で、円形の小さな皮目が多いです。
 葉は互生し、2列に並び、やや斜め下向きにつきます。葉身は長さ5cm〜15cm、幅2.5cm〜4cmの拾楕円形で、厚い革質です。先端は急に細くなって尾状に長く伸び、基部はくさび形です。縁は全縁、または上半分に波状の鋸歯が少しあります。はじめ淡褐色で、のち光沢のある深緑色になります。
 雌雄同株で、虫媒花で強い香りのある花をつけます。雄花序は長さ8cm〜12cmで、新枝の下部から上向きに伸び先端は垂れ下がります。雌花序は長さ6cm〜10cm、新枝の上部の葉脇から直立し、雌花が多数つきます。
 果実は長さ1.2cm〜2cmの堅果です。卵状長楕円形で、翌年の秋に成熟します。はじめ殻斗に包まれていますが、成熟すると3烈し、堅果が顔を出します。
 庭木、防火樹、防風樹などとして植えられます。薪炭材、シイタケの原木、建築材、器具材などに使用され、ドングリは食べることができます。

[観察・感想]

 スダジイなのか、ツブラジイなのか、正直なところ良くわかりません。僕の知ってるスダジイよりも小さなドングリだったので、ツブラジイとしましたが、ツブラジイにしてはドングリが大きすぎるような気もする。
 月山富田城の千畳敷に生える、樹齢400年以上前の椎の木です。尼子・毛利攻防時代からのものと考えられます。尼子氏は永禄年間に、7年間もの籠城戦を戦い抜き、毛利の兵糧攻めにより降参しました。当時の山城にはドングリを食料とするため、たくさんの椎の木が植えられました。当時の名残をとどめる唯一の古木です。昭和の初めごろまでは、毛利の射た鏃(矢の先端部分)が残っていたと伝えられています。
 写真とドングリは友人からいただいたので、縦長写真になっています。

[写真撮影]

2006年12月06日

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そらいろネット 2006年12月29日
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