コナラ栽培-2008年05月17日-

[和名・種類]

コナラ

[学名]

Quercus serrata

[英名]

Oak

[名前の由来]

小楢、枹。小さい葉のナラのこと。ナラは風が吹くと葉が鳴ることから。
別名、ホウソ。

[分布]

日本原産

[科名]

ブナ科コナラ属

[花色]

黄褐色

[花期]

４月・５月

[特徴・解説]

　雑木林を代表する雌雄同株の落葉高木です。
　幹は直立し、高さ15m〜20mになります。樹皮は灰色で、縦に不規則な割れ目が入ります。
　当年枝の基部に雄花序を垂らし、黄褐色の花を多数つけます。雌花序は枝上部の葉脇に上向きに付きますが目立ちません。
　葉は互生し、倒卵形で先がどがり、縁に粗く鋸歯が入ります。表面は濃緑色で、裏面は灰白色です。新緑、紅葉、裸木の風情を身近に見せてくれます。
　果実はどんぐりの名で知られる堅果です。年内に熟し、直径約10mm、長さ15mm〜20mmの長楕円形で、基部をおわん形の殻斗が包みます。10月ごろ、茶色く熟します。形や大きさに多くの変異があります。
　材は建築材、器具、船舶用材、薪炭などに使われます。伐採しても切り株からひこばえ（萌芽）を形成して再生します。このように再生能力が高いために薪炭材の主要樹種となっており、里山でよく見かけます。

[観察・感想]

　コナラの植木の写真です。
　どこにでも生えている雑木林や里山の代表的な樹木。そんなイメージのあるコナラですが、三浦半島では意外と少ないんですよ。ほとんどの雑木林には人の手が加えられているので、コナラよりも、マテバシイやスダジイが多く生えています。コナラはあまり見かけません。
　私にとっては、意外と貴重なドングリ園芸の樹木だったりします。さすがに落葉樹なので、成長も早いです。
　それにしても、ベランダが植木鉢でいっぱい。ジャングルのような状態になってしまい、写真を撮影するためのスペースを確保することすら難しくなってきました。少し植木を整理しないと。捨てるか、放置して枯らすか、そのどちらかしかないんだけど、そのどちらも難しくてさー。もらってくれる人がいればあげてもいいんだけど、木の実から育てたような植木を欲しがるような人なんていないしさ。だって、わざわざ育てなくたって、その辺にいくらでも生えてるんだもん。
　なんとかしないと、家が樹海に飲まれてしまう(^^ゞ

[写真撮影]

2008年05月17日