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 オニグルミ栽培-2007年11月20日-

オニグルミ

[名前・種類] オニグルミ
[学名] Juglans mandshurica var. sieboldiana
[英名] Japanese walnut
[名前の由来] 鬼胡桃。果実の中の核の表面にデコボコがあって醜いことから。
[分布] 北海道〜九州
[科名] クルミ科クルミ属
[花色] 緑色・赤色
[花期] 5月・6月
[特徴・解説]  川沿い、窪地など、湿り気の多いところに生える落葉高木。
 樹冠は丸く、高さは7m〜10mになります。樹皮は暗灰色で、縦に割れ目が入ります。若い枝は直径2cmと太く、短毛と軟毛が生え、長楕円形の皮目が多くあります。
 葉は互生します。奇数羽状複葉で、長さ40cm〜60cmです。葉柄と葉軸には褐色の軟毛や腺毛が密生し、小葉が5対〜9対つきます。小葉は長さ8cm〜18cm、幅3cm〜8cmの楕円形で、ほとんど無柄です。先端は短くとがり、ふちには細かい鋸歯があります。
 雌雄同株です。葉の展開と同時に開花します。雌花序は新枝の先端に直立し、雄花序は前年枝の葉脇から垂れ下がります。雄花序は長さ10cm〜22cmで、小さな雄花が密生しています。
 果実は核果状の堅果です。長さ3cm〜4cmの卵球形で、堅果の外側を肥大して肉質になった花床が包みます。9月〜10月に成熟します。
 種子は食用になります。材は優良な家具材、建築材、銃床に使われます。堅果は砕いてタイヤにまぜ、スリップ止めに使われます。
[感想]  海岸を歩いていると、たまに砂浜に落ちているオニグルミの果実。ドングリもたまに落ちているけど、オニグルミの方が落ちていることが多いかな?
 海流に乗って海の向こうからやってきたのか、川を下ってやってきたのか、どちらなのかはわかりませんが。沢沿いに生えていることが多い植物なので、果実は川を下って分布域を増やしていくようです。海岸に落ちているオニグルミの果実、いちよこれでも発芽能力を保っていることが多いらしいです。食べられるかどうかはわかりませんが・・・
 オニグルミは殻が固いので、軽く炒ってあげると割れ目ができて中身を取り出しやすくなります。それでもやっぱり、食べるのには根気の要る作業が必要ですが。食べるなら、剥いてあるクルミの実を買うのがオトクですねー。味もついてるし。
[写真撮影] 2007年11月20日
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