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センダン栽培-2008年04月01日-


センダン
[和名・種類]

センダン

[学名]

Melia azedarach

[英名]

Chinaberry

[名前の由来]

栴檀。果実の付き方が数珠のように見えることから千珠(せんだま)と呼ばれ、それが転訛したとする説。
別名、オウチ、アフチ。万葉の頃の古名。

[分布]

四国・九州以南、伊豆半島以西の暖地に野生状態のものが見られることから、これを自生とする説もあります。

[科名]

センダン科センダン属

[花色]

淡紫色

[花期]

5月・6月

[特徴・解説]

 海岸近くの日当たりの良いところに生える、落葉高木です。
 普通は高さ5m〜10mですが、大きなものでは高さ20m、直径80cmになるものもあります。樹皮は赤褐色で、粗く割れます。本年枝は緑色〜暗緑色で、太くて皮目が目立ちます。
 葉は互生し、長さ30cm〜80cm、幅25cm〜70cmの2回〜3回奇数羽状複葉です。葉柄は長さ10cm〜30cmになります。小葉は長さ3cm〜6cm、幅1cm〜2.5cmの卵状楕円形で、先は長くとがり、ふちには不揃いの鈍い鋸歯があり、基部は左右不対称です。
 花は本年枝の基部の葉脇から、長さ10cm〜15cmの集散花序を出し、淡紫色の花を多数つけます。花弁は5個で、長さ8mm〜10mmで平開します。オシベは10個、紫色の花糸が合着してオシベ筒を作ります。メシベは1個。
 果実は長さ1.5cm〜2cmの楕円形の核果です。10月〜12月に黄褐色に熟します。核は楕円形で、縦に溝があり、それぞれの袋の中に細長い種子があります。
 学校、公園、街路樹などに利用されますが、根の張り方が粗いので、台風などで倒れやすい傾向があります。果実や樹皮を駆虫剤に、花や葉を殺虫剤に、生の果肉はひびやしもやけに効くといわれています。木材は赤褐色で木目が粗く、家具材などに使われます。

[観察・感想]

 センダンの新芽。温かくなってきたので、少しずつ展開してきました。
 センダンは落葉樹なので、冬にはすべての葉を落として休眠してしまいます。その間、1年目なのでヒョロっとした枝だけの状態になってしまって。このまま枯れちゃったんじゃないかなーって、冬越しはとても心配していました。野生状態で生えていますが、さすがに1年目の冬は越冬できるのかどうか心配で。
 少しずつ温かくなってきて、冬芽が膨らんできてくれたので、やっと一安心できます。夏までに肥料をあげて、今年は株を大きくさせるようにしないといけませんね。ある程度まで大きくなれば、越冬も簡単になると思うので。
 落葉樹の越冬って、本当にヒヤヒヤ物だよー。かといって室内に取り込んでしまうと、成長し続けてしまうため、逆に株が弱ってしまうんだよね。夏になるとモサモサと葉が生い茂り、植木鉢の置き場所に困る状態になりますが。冬になると枯れ木ばかりで、寂しいものです。

[写真撮影]

2008年04月01日

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センダン科
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2007年09月25日 そらいろネット 2008年04月09日
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