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センダン栽培-2008年04月09日-


センダン
[和名・種類]

センダン

[学名]

Melia azedarach

[英名]

Chinaberry

[名前の由来]

栴檀。果実の付き方が数珠のように見えることから千珠(せんだま)と呼ばれ、それが転訛したとする説。
別名、オウチ、アフチ。万葉の頃の古名。

[分布]

四国・九州以南、伊豆半島以西の暖地に野生状態のものが見られることから、これを自生とする説もあります。

[科名]

センダン科センダン属

[花色]

淡紫色

[花期]

5月・6月

[特徴・解説]

 海岸近くの日当たりの良いところに生える、落葉高木です。
 普通は高さ5m〜10mですが、大きなものでは高さ20m、直径80cmになるものもあります。樹皮は赤褐色で、粗く割れます。本年枝は緑色〜暗緑色で、太くて皮目が目立ちます。
 葉は互生し、長さ30cm〜80cm、幅25cm〜70cmの2回〜3回奇数羽状複葉です。葉柄は長さ10cm〜30cmになります。小葉は長さ3cm〜6cm、幅1cm〜2.5cmの卵状楕円形で、先は長くとがり、ふちには不揃いの鈍い鋸歯があり、基部は左右不対称です。
 花は本年枝の基部の葉脇から、長さ10cm〜15cmの集散花序を出し、淡紫色の花を多数つけます。花弁は5個で、長さ8mm〜10mmで平開します。オシベは10個、紫色の花糸が合着してオシベ筒を作ります。メシベは1個。
 果実は長さ1.5cm〜2cmの楕円形の核果です。10月〜12月に黄褐色に熟します。核は楕円形で、縦に溝があり、それぞれの袋の中に細長い種子があります。
 学校、公園、街路樹などに利用されますが、根の張り方が粗いので、台風などで倒れやすい傾向があります。果実や樹皮を駆虫剤に、花や葉を殺虫剤に、生の果肉はひびやしもやけに効くといわれています。木材は赤褐色で木目が粗く、家具材などに使われます。

[観察・感想]

 センダンの新芽、だいぶ大きくなってきました。前回撮影した写真から約1週間が経過しましたが、どちらかっていうとセンダンの葉の展開時期は遅いみたいですね。でもほとんどの樹木が、4月になると葉を展開し始めるみたいです。やっぱり4月になると、春だなーって感じるのは、植物の成長による部分が大きいのかな。3月だと、まだ寒い日も多いので、春を実感するようなことって少ないですよね。寒さが少し和らいだかなっていう程度かな。
 センダンの新芽も、あと1週間もすると、大きく展開すると思います。すでに小さいながらも、葉の形が出来上がっているみたいなので。
 センダンの仲間は害虫を寄せ付けない効果があると言われていますが・・・。センダンには特定の害虫が付きやすい気がします。なぜかわかりませんが、シャクトリムシの被害に遭いやすいですねー。一部のシャクトリムシは、センダンを食草にしているのかもしれません。

[写真撮影]

2008年04月09日

センダン科の植物
センダン科
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2008年04月01日 そらいろネット 2008年05月17日
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