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センダン栽培-2009年03月21日-


センダン
[和名・種類]

センダン

[学名]

Melia azedarach

[英名]

Chinaberry

[名前の由来]

栴檀。果実の付き方が数珠のように見えることから千珠(せんだま)と呼ばれ、それが転訛したとする説。
別名、オウチ、アフチ。万葉の頃の古名。

[分布]

四国・九州以南、伊豆半島以西の暖地に野生状態のものが見られることから、これを自生とする説もあります。

[科名]

センダン科センダン属

[花色]

淡紫色

[花期]

5月・6月

[特徴・解説]

 海岸近くの日当たりの良いところに生える、落葉高木です。
 普通は高さ5m〜10mですが、大きなものでは高さ20m、直径80cmになるものもあります。樹皮は赤褐色で、粗く割れます。本年枝は緑色〜暗緑色で、太くて皮目が目立ちます。
 葉は互生し、長さ30cm〜80cm、幅25cm〜70cmの2回〜3回奇数羽状複葉です。葉柄は長さ10cm〜30cmになります。小葉は長さ3cm〜6cm、幅1cm〜2.5cmの卵状楕円形で、先は長くとがり、ふちには不揃いの鈍い鋸歯があり、基部は左右不対称です。
 花は本年枝の基部の葉脇から、長さ10cm〜15cmの集散花序を出し、淡紫色の花を多数つけます。花弁は5個で、長さ8mm〜10mmで平開します。オシベは10個、紫色の花糸が合着してオシベ筒を作ります。メシベは1個。
 果実は長さ1.5cm〜2cmの楕円形の核果です。10月〜12月に黄褐色に熟します。核は楕円形で、縦に溝があり、それぞれの袋の中に細長い種子があります。
 学校、公園、街路樹などに利用されますが、根の張り方が粗いので、台風などで倒れやすい傾向があります。果実や樹皮を駆虫剤に、花や葉を殺虫剤に、生の果肉はひびやしもやけに効くといわれています。木材は赤褐色で木目が粗く、家具材などに使われます。

[観察・感想]

 センダンの新芽の写真です。
 センダンは落葉樹なので、冬の間は葉っぱが枯れ落ちて、枯れ木のようになってしまいます。この時期に、水遣りの加減がわからずに、水不足で枯らしてしまうことが多いです。うまく冬越しに成功すれば、春になるとこうして芽が出てきてくれます。芽が出てきてくれると、ちょっと安心しますね。
 新芽だから、少しだけタラの芽っぽいかな?たぶん、食べられないと思うけど(^^;)
 もし、センダン園芸に挑戦するなら、鉢植えがオススメです。地植えをすると、どんどん巨大化していき、手に負えなくなってしまいます。広い庭があれば地植えも楽しめますが、狭い庭では地植えは向いていません。鉢植えにして、盆栽っぽく育てるのがいいんじゃないかなと思います。

[写真撮影]

2009年03月21日

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2008年05月17日 そらいろネット 2006年12月14日
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