暖地の山地に生える常緑の多年草。
根茎は肥大し、節位からヒゲ根を出します。
葉は根生し、長さは30cm〜50cmの大型の披針形です。革質で肉厚、光沢があります。
葉の間から約10cmの太い花茎を出し、小さな淡黄色の花を円柱状に密生します。花は6花被で、柄はありません。花粉はカタツムリによって媒介されます。
果実は球形の液果で、秋に赤色に熟します。
江戸時代から葉の変異の観賞が流行し、変形、斑入り、覆輪などのある多数の園芸品種が作り出されました。日本最古の観葉植物ともいえます。観賞を目的とし、オモト専用の万年青鉢で栽培されます。根茎にはロデインを含み、強心剤、利尿剤に利用されます。実生、割り子、芋吹きで増やすことができます。
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