山酔い |
・海抜2500m以上の高所で発症
・高地到着後数時間〜24時間以内に発症
・夜間に発症し、悪化することが多い
・頭痛、不安感、疲労感、口渇、脱力感、不快感、食欲不振、不眠、興奮、思考力低下、息切れ |
高地肺水腫 |
・海抜2700m以上の高所で発症
・安静時呼吸困難、咳嗽、喀痰(漿液性〜ピンク色泡沫状)、チアノーゼ、頻呼吸、喘鳴
・重症例では腎前性急性腎不全(尿量減少、四肢や顔面の浮腫) |
高地脳浮腫 |
・高地肺水腫に合併することが多い
・激しい頭痛、運動失調、行動異常、傾眠、幻覚、振戦、脳神経麻痺、昏睡 |
高地網膜出血 |
・海抜5000m以上の高所で発症(50%以上)
・高地肺水腫や高地脳浮腫の部分症として発症することもある
・視覚異常を認めることはまれ |
急性低酸素血症 |
・海抜5800m〜6000m以上の高所で発症
・見当識障害や精神障害が出現
・経過とともに昏睡に至る種々の程度の意識障害が出現 |