疲労骨折の原因となるスポーツで際立って多いのは、マラソン、ランニングです。
スポーツによる疲労骨折の発生部位は疾走やジャンプを繰り返すスポーツ種目における下肢の荷重骨(かじゅうこつ)に発生します。脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)、大腿骨(だいたいこつ)、骨盤(こつばん)、中足骨(ちゅうそくこつ)、足根骨(そくこんこつ)などに発生し、とくに脛骨に多発し、全疲労骨折の約50%を占めます。
下肢骨以外の種目ごとの好発部位は、ゴルフ・ボート・野球では肋骨骨折(ろっこつこっせつ)、野球・やり投げでは肘頭骨折(ちゅうこつこっせつ)、剣道では鎖骨骨折(さこつこっせつ)、ソフトボールでは尺骨骨折(しゃっこつ骨折)などが良く知られています。 |