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皮脂欠乏症かなと思ったら?


その症状は皮脂欠乏症かも?

カサカサや痒み

 

イメージ画像 皮膚のカサカサや、痒みは、皮脂欠乏症かもしれません。
 皮脂欠乏症は、乾皮症、または皮脂減少性皮膚炎とも呼ばれる、皮膚の病気です。

こんな症状ありませんか?

 

皮膚が粉を吹いたように白っぽい
とにかく痒い
皮膚が乾燥してカサカサし、ヒビ割れが起きている
秋〜冬、症状が現れやすい
 このような症状は、皮脂欠乏症の可能性があります。


皮脂欠乏症の症状は?

カサカサや痒み

 

イメージ画像 皮膚の表面の脂質(あぶらのコト)が減少することで、皮膚の水分が減少して、乾燥してしまう病気です。
 初期では、皮膚が乾燥し、角質(かくしつ)が剥がれて、痒みを伴います。
 ひどくなってくると、亀の甲羅のように皮膚がヒビ割れてしまい、やや赤みを帯びるようになります。痒みも強くなっていきます。
 さらに悪化すると、皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)になります。痒みがひどく、夜中に目が覚めてしまうほどの痒みです。

症状が出やすい部位

 

 もっとも症状が出やすい場所は、膝下の脛(すね)の部分です。
 その他では、太腿、腰回り、脇腹などに良く現れます。


皮膚構造

皮膚の構造

  イメージ画像 表皮は表面から順に、角質層(かくしつそう)、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)からなっています。
 角質層には、角質細胞があります。
 皮脂を分泌する皮脂腺は、表皮よりも奥の方にあります。 

皮膚の潤いを保つ物質

 

 皮膚の潤いを保つためには、皮脂(ひし)、天然保湿因子(てんねんほしついんし)、角質細胞間脂質(かくしつさいぼうかんひしつ)の3つの物質が必要になります。
 皮脂欠乏症では、これらの物質が少なくなっており、皮膚が乾燥しやすい状態になっています。

 

皮脂

   

 皮脂腺から分泌される脂質のことです。
 汗などに混じって、皮膚の表面を覆う皮脂膜を作り、水分の蒸発を防ぐ働きをしています。

 

角質細胞間脂質

     角質細胞と角質細胞の間の隙間を、角質細胞間皮質が埋めています。
 水分をサンドイッチ状に挟み込んで、逃がさない働きをしています。
 

天然保湿因子

   

 角質層にあるアミノ酸や、塩類などのことを、天然保湿因子と呼びます。
 水分を捕えて離さない性質を持っています。

健康な皮膚

 

 皮膚の表面は、皮脂膜で覆われています。
 角質層にある角質細胞の間には、角質細胞間脂質がしっかりと詰まっています。
 天然保湿因子も、十分に存在しています。

乾燥した皮膚

 

 皮膚の表面の皮脂は、減少しています。
 同様に、天然保湿因子も減少しています。
 角質層では角質細胞間脂質が減少しているため、角質が剥がれてできた隙間から、水分が逃げやすい状態になっています。


皮脂欠乏症の原因は?

加齢

 

イメージ画像 皮膚の潤いを保つために必要な、皮脂、角質細胞間皮質、天然保湿因子が、加齢に伴って減少してしまいます。
 男女差で見ると、女性の方が早い年齢から皮膚の乾燥が始まる傾向があります。

季節

 

 空気が乾燥しやすい、秋から冬にかけて、多く発症します。

生活習慣

 

 入浴時の身体の洗い過ぎ、冷暖房の効かせ過ぎなどが原因となります。

病気・その他の疾患

 

 アトピー性皮膚炎などのように、肌の乾燥をともなう皮膚疾患が原因となることがあります。
 また、糖尿病などの内臓疾患、血液透析を受けている患者さん、一部の抗がん剤治療による副作用も原因となります。

保湿剤の正しい塗り方

治療の基本は保湿剤

 

イメージ画像 保湿剤は皮膚に潤いを与え、水分が逃げないようにする働きがあります。
 皮脂欠乏症の治療の基本は、保湿剤を塗ることになります。
 症状を悪化させないためにも、早めに保湿剤を塗り、肌ケアしてあげましょう。

保湿剤の選び方

 

 保湿剤には、軟膏、クリーム、ローションなど、さまざまな種類があります。
 夏はサッパリとしていて、使用感の良いローションタイプがオススメです。秋から冬にかけては、皮膚をしっかりと保護する効果の高い、軟膏やクリームがオススメです。
 季節や症状に合わせて、選ぶようにすると良いでしょう。
 乾燥肌予防のためには、私はニベアクリーム青缶を愛用しており、値段も安く使いやすいので、個人的にはオススメです。

 

湿疹・赤みがある場合

   

 皮脂欠乏症が悪化し、皮脂欠乏性湿疹を起こしている状態です。
 この場合、ステロイドの塗り薬で治療を行います。

 

痒みが強い場合

   

 抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の飲み薬を内服して、治療を行います。

使用料の目安

 

 軟膏やクリームは、人差し指の先端から第一関節まで伸ばした量。ローションならば、1円玉くらいの量が目安となります。いずれの場合も、約0.5gになります。
 この量で、大人の手の平の約2枚分の面積を塗ることができます。

保湿剤の塗り方

 

 まずは手を清潔にして、保湿剤を手に取って、患部の数ヶ所に置いていきます。
 手の平で優しく丁寧に、できるだけ広範囲に塗るようにします。この時、保湿剤を擦り込まないように注意してください。
 保湿剤は、朝と夜、1日2回、塗るようにしてください。特に夜は、お風呂上りに塗ると効果的です。


日常生活の注意

お風呂・入浴時

 

イメージ画像 熱いお湯や、長風呂は避けるようにしてください。
 ナイロンタオルなどでゴシゴシと肌を洗うと、皮脂を取りすぎてしまいます。綿などの刺激になりにくいタオルを使ったり、への平で、優しく洗うようにしてください。
 石鹸やボディーシャンプーの成分が肌に残らないように、しっかりと洗い流してください。

生活環境

 

 空気が乾燥すると、皮膚が乾燥して、痒みもひどくなってしまいます。
 加湿器などを使って、適度に湿度を保つようにしましょう。
 冷暖房の効かせ過ぎにも、注意が必要です。

肌着

 

 皮膚を刺激すると、痒みがひどくなってしまいます。
 肌着のように直接皮膚に触れる衣類は、チクチクしない、コットンのように刺激の少ないものを使うようにしてください。

痒くても我慢

 

 患部を掻いてしまうと、症状が悪化し、赤味のある湿疹になったりしてしまいます。
 痒くても、できるだけ掻かないように我慢してください。
 もし掻いてしまっても、悪化を防ぐために、爪は短く切っておくようにしてください。

食生活

 

 アルコールや香辛料など、刺激物を摂取すると、体温が高くなり、痒みがひどくなってしまいます。
 アルコールや香辛料は、控え目にしておきましょう。

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