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食事療法 |
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性別、年齢、肥満度、活動量、血糖値、合併症の有無などを考慮し、1日のエネルギー摂取量を決めます。
決められたエネルギー摂取量内で糖質、蛋白質、脂質のバランスを取り、ビタミン、ミネラルも摂取して、栄養素の過不足ない状態にします。食事は朝、昼、夕ほぼ同じカロリーを摂取します。 |
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運動療法 |
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散歩では1回15分〜30分間、1日2回が適当です。1日7000歩を目指しましょう。 |
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薬物療法 |
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SU剤(スルフォニル尿素剤) |
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ランゲルハンス島のβ細胞からのインスリン分泌促進作用があります。 |
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速効性インスリン分泌促進薬 |
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SU剤と同様にβ細胞からインスリン分泌を促進しますが、速効性があります。食後の高血糖の改善に有効です。比較的発症早期に効きめがあります。 |
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BG剤(ビグアナイド剤) |
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消化管から糖吸収の抑制、末梢組織でのインスリン感受性の改善などにより血糖低下作用を発揮します。 |
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α-グルコシダーゼ阻害剤 |
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腸管からの糖吸収抑制作用により食後高血糖い効果を発揮します。 |
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インスリン抵抗改善剤 |
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インスリンの抵抗性を改善します。 |
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インスリン |
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ペン型注射器の開発によって、インスリンが使用しやすくなりました。 |
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緊急時の治療法 |
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糖尿病性昏睡(ケトアシドーシス性昏睡)、非ケトン性高浸透圧性昏睡は糖尿病患者が治療中に発熱、下痢、嘔吐などをしたり、食欲不振で食事ができない時に起こることがあります。こうした時はすぐに主治医の指示を受ける必要があります。持続インスリン注入、大量輸液などが必要になります。
低血糖時は砂糖や糖分を含んだものを摂取します。経口摂取が不可能の場合は砂糖を歯肉の間に塗りつけ、なるべく早く病院に行ってグルコース注射を受けます。場合によっては家族にグルカゴンの筋肉注射をしてもらうこともあります。 |