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基本症状は3つ
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基本症状は、不注意、多動性、衝動性です。
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不注意
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不注意は、細かいことに注意を払えないという注意力の欠如、注意を維持できない、転動性が高く周囲の刺激に気が散るなどです。
日常生活では具体的に、不注意な間違い、始めたことを最後までやりとげない、言われている事を聞いていない、忘れ物・落し物が目立つなどがあります。
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多動性
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多動性は、「活動の過剰」です。
絶えずせわしなく動き回る、体の一部をクネクネモジモジと動かす、多弁などがあります。
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衝動性
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衝動性は、結果を考えずに判断・行動することです。その結果、自分や他人が危険にさらされたり、物を破壊するなどがあります。
順番を待てない、人の妨害や邪魔になる、質問を聞き終えないで出し抜けに答えるなどとしてあらわれます。
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症状によって分類
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普通は、症状は幼児期から認められます。しかし、集団生活の場で支障をきたして初めて気が付くことが多いです。
どの症状が現れるのかによって、「多動性・衝動性優勢型」、「不注意優勢型」、「混合型」に分類されます。
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小学校低学年〜中学年
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症状は幼児期から認められますが、小学校低学年〜小学校中学年にかけてが、もっとも激しくあらわれます。
その後、中学生の年齢になると落ち着いていきます。しかし症状は大人になるまで、多少なりとも続くことが多いです。
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他の症状と合併することが多い
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反抗的・反社会的行動、学習障害、不安・抑うつ、その他の精神医学的障害を合併していることが少なくありません。
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