家族がビックリして、いつ起こるかと不安になり、眠れなくなってしまいます。思春期が終わる頃には、自然に症状が消失するので心配はありません。
行動中に階段から転げ落ちたり、窓から転落して怪我をすることがるので、再び寝入るまで、安全に保護してあげる配慮は必要です。
恐怖心をあおるような本やテレビ、言動は避けましょう。
夜に目を覚ますからといって、子供が親と一緒に寝るのは、問題を長びかせてしまいます。行動中にたたいたり、しかったり、無理矢理起こしたりすることも、逆効果です。安心させてベッドに連れ戻してあげることが大切です。短い絵本を読んであげる、お気に入りのぬいぐるみを持たせてあげる、小さい常夜灯をつけてあげるなど、子供が安心できることを寝る前に習慣的に行うと効果があります。
普通は治療の必要はありません。頻繁にみられる場合、青年期や成人期まで続き重症の場合は、治療が必要なこともあります。抗不安薬や、睡眠導入薬を用います。 |