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漿液性・粘液性・膿性 |
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結膜炎の眼脂には、漿液性(しょうえきせい)と呼ばれるサラッとした水のような眼脂。粘液性と呼ばれるネットリとした眼脂。膿性(のうせい)と呼ばれるクリーム状の眼脂などの種類があります。
漿液性眼脂は、ウイルス性結膜炎で多くみられます。粘液性眼脂は、アレルギー性結膜炎で多くみられます。膿性眼脂は細菌感染で多くみられます。など、膿性眼脂が多量に出るような状態は、膿漏眼(のうろうがん)と呼ばれます。 |
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眼脂の顕微鏡検査 |
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しかし、眼脂の状態だけで結膜炎の原因を特定することはできません。
眼脂を顕微鏡で検査し、含まれている白血球細胞の種類が特定できれば、結膜炎の原因をある程度特定することができます。
単核球が多ければウイルス性、多核白血球が多ければ細菌性、好酸球が多ければアレルギー性と診断します。 |
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清潔を心がけて |
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眼脂が出ていると、ネバネバしていて不快な上、物が見えにくくなります。水でぬらしたティッシュペーパーやコットンで軽くふき取るようにしましょう。
その後、石鹸でしっかりと手を洗い、清潔を心がけます。 |