もやもや血管
                    脳血管の狭窄(きょうさく)や閉塞(へいそく)が徐々に進行すると、それにともなってさまざまな神経脱落症状が起こってきます。 
                     もやもや病に特徴的なのは、『もやもや血管』と呼ばれる側副血行路です。 
                     脳血管撮影では、両側の内頚動脈(ないけいどうみゃく)の末端の狭窄や閉塞が徐々に進行すると、それにともなって『もやもや血管』が出現します。 
                   日本人に多い疾患
                   もやもや病は、日本人に特に多く、外国人の報告例は非常に少ない疾患です。日本では約4000人ほどの患者さんがいます。 
                     初発年齢は、0歳〜9歳と、30歳代にピークがあります。半数以上は15歳以下で発症します。 
                     小児と成人とでは発症形式が異なります。小児では脳虚血発作で発症し、成人では頭蓋内出血で発症します。 
                     また、男女比は1 : 1.8と女性の方が多い病気です。 
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