|
保存療法と手術療法
|
|
治療には、保存療法と手術療法があります。
断裂の程度、性別、生活様式などを考慮して治療法を決めます。
|
|
保存療法
|
|
足関節を自然に下に垂らした形で、膝の下から足指の付け根までをギプスで固定します。
ギプスは約8週間ほど使用します。ギプスを巻いている間は、体重をかけても大丈夫です。
ギプス除去後、約4週間ほど2.5cmくらいかかとの高い履き物を使用します。
|
|
手術療法
|
|
アキレス腱縫合をおこなったあと、3週間〜4週間ほどギプス固定します。
|
|
再発率
|
|
再断裂確率は、手術療法で1.7%〜2.8%、保存療法で10.7%〜20.8%です。
手術療法の方が再断裂の可能性が低く、早期回復も可能と言われています。そのため、スポーツ選手は手術療法を選択することが多いです。
|
|
治療法の進化
|
|
手術には感染や皮膚の縫合不全などの合併症も、皆無ではありません。
近年では保存療法にさまざまな工夫を取り入れ、早期復帰を可能にして、スポーツ選手にも適応を広げている施設もあります。
|