|
症例その1 |
|
52歳の主婦です、2回の出産経験があります。疲れやすい、ほてり、肩凝りを訴え、更年期外来に訪れました。
46歳の時に貧血と診断されました。検査の結果、子宮筋腫と診断され、腹式子宮全摘術、右付属器切除術の手術を受けました。術後は順調に経過していましたが、2ヶ月前から疲れやすくなり、顔が急に熱くなったり、肩凝りがひどく、手足が冷えるなどの症状が現れました。
採血の結果、女性ホルモンは低値で、閉経後を示す結果でした。 |
|
症例その2 |
|
48歳の主婦です、妊娠経験はありません。肩凝り、手足のむくみ、イライラを訴え、更年期外来に訪れました。
20歳頃から月経不順で、3ヶ月くらい月経がないこともありました。子どもが欲しくて産婦人科に通院しましたが、妊娠しませんでした。42歳で閉経し、軽度のほてりを感じただけなので様子をみていました。ところが最近になって、イライラや気分の落ち込みを強く感じるようになりました。
DEXA法で骨密度測定を行った結果、骨密度は年齢平均の75%に低下していました。 |
|
症例その3 |
|
55歳の会社員です、4回の出産経験があります。ほてり、不眠、頭痛、腰痛、尿失禁を訴え、更年期外来に訪れました。
5年〜6年前からほてりや頭痛を自覚していましたが、そのままにしていました。2年前に閉経した頃よりほてりが増して、不眠も現れました。
採血の結果、総コレステロール250mg/dl、HDLコレステロール150mg/dl、中性脂肪260mg/dlでした。 |