カマキリの仲間の幼虫です。正確な種類はわかりません。
小さな頭の両側に張り出した大きな2つの複眼は、カマキリに広い視野を与え、正面を両眼視できるようになっています。細い首は頭の向きを自由に変えることができ、獲物を見つけると頭だけ向きを変え、両方の複眼で獲物を正面に捕らえます。獲物がカマの射程内に入ると、複眼のピントが合い、瞬時に鎌状の前足を繰り出します。鎌には列になったトゲで獲物をしっかりと抱え込み、口元に引き寄せて大アゴでかじりつきます。
オスはメスを見つけると、獲物に近付くときのように慎重に接近します。カマキリにとって手ごろな大きさの動く物体は、すべて獲物になるので、捕らえられないように命懸けの交尾を行います。もし交尾直前にメスに食べられてしまっても、神経節が作用して、交尾が可能です。
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