オオカマキリの成虫

[和名・種類]

オオカマキリ

[学名]

Tenodera aridifolia

[英名]

Chinese mantid

[名前の由来]

大蟷螂、大螳螂。大きなカマキリのこと。

[分布]

北海道〜九州・屋久島

[科名]

カマキリ目カマキリ科

[体色]

緑色・紫褐色

[時期]

８月・９月・１０月・１１月

[特徴・生態]

　低木帯の林の周りなどに生息するもっとも普通に見かけることのできるカマキリの仲間。市街地でも見かけることができます。
　体長は70mm〜90mmになります。後翅に紫褐色の斑紋があり、飛ぶときに目立ちます。体色は緑色型と淡褐色型があります。威嚇するときは、前脚を上げ、後翅を広げます。
　幼虫は、成虫に似た姿をしています。
　越冬形態は、卵嚢に包まれた卵です。卵嚢は急激な温度の変化から卵を守る働きを持ちます。卵嚢は球形に近い盛り上がった形をしています。
　食べ物は、幼虫・成虫ともに、他の昆虫を捕らえて食べます。草や木の枝の上など、足場の安定したところで獲物を待ち伏せして捕らえます。カエルやトカゲなどを捕食することもあります。
　生活型は、卵→幼虫→成虫の不完全変態（小変態）を行います。泡状の卵嚢を産み付け、その中に200個〜400個の卵が入っています。

[観察・感想]

　オオカマキリの成虫の写真です。
　巨大なカマキリを発見したので、ビックリしました。カマキリって、こんなに大きかったっけって思うほど、大きなカマキリでした。
　大きいから、オオカマキリだろうなんて思っていたんですが。ちゃんと調べてみると、良く似た特徴を持ったカマキリは、オオカマキリとチョウセンカマキリの2種類がいるみたいです。どっちになるのか、詳しく調べてみたんだけど。オオカマキリとチョウセンカマキリの違いって、難しいですねー。
　見分けのポイントになるのは、後翅の色になるんですが。翅は広げて見ないと確認できないからなー。昆虫はあまり触りたくないし・・・。あとは前脚の付け根部分の色が、見分けのポイントになるみたいです。オオカマキリは黄色だけど、チョウセンカマキリだとオレンジ色になるみたい。確認しなかったんだけど、写真を見たら黄色をしていました。全体的な姿も、チョウセンカマキリに比べると、ゴツイ感じだったので。オオカマキリってことにしてみました。

[写真撮影]

2008年09月22日

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