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カワトンボ

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カワトンボ

[和名・種類]

カワトンボ

[学名]

Mnais pruinosa selys

[英名]

-

[名前の由来]

河蜻蛉。
別名、アサヒナカワトンボ(朝比奈河蜻蛉)、ニシカワトンボ(西河蜻蛉)。

[分布]

本州〜九州

[科名]

トンボ目カワトンボ科

[体色]

金緑色

[時期]

5月・6月

[特徴・生態]

 水田の用水路や川の源流に生息する、カワトンボの仲間。
 腹長は38mm〜45mm、後翅長は35mm〜40mmになります。翅は幅広く、橙色型と透明型とが存在します。透明型は翅が無色無斑で翅脈のみ黒色、褐色型のオスは翅の基部1/4が透明で他は橙赤色になります。羽化直後の体は、鮮やかな金緑色です。オスは金属緑色で、老熟すると体の表面に白粉が覆います。メスは黄色味を帯びた金属緑色です。
 幼虫は細長い体形をしたヤゴです。腹先に3本の尾を持ちます。渓流、緩やかな川など流れのあるところに生息しています。
 食べ物は、幼虫は水中で小動物を捕食し、成虫は他の昆虫などを捕食します。
 越冬形態は、幼虫です。
 雌雄ともに大型が見られ、地域変異もかなり大きく、分類するのが困難です。三浦半島では、ヒガシカワトンボとニシカワトンボの中間型、オオカワトンボに近い個体が存在します。見分けが困難なため、便宜上、カワトンボとして扱われています。近年のDNA解析によって、ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボに分類されました。

[観察・感想]

 カワトンボの標本です。本物の標本は横須賀市自然人文博物館に展示されています。この写真はその展示の一部だけね。
 三浦半島の横須賀市内でもカワトンボっていたんですねー。横須賀市内にはカワトンボなんていないと思っていたんですが。もっと自然あふれるような渓流のあるような場所に行かないと、カワトンボは存在しないと思っていたんですが。博物館に行くと、行くたびに新しい発見や勉強になることが多いです。しかも無料で見られるので、貧乏なボクにとっては、まさに救世主的存在です。図鑑を買っても、地元情報は入手できないからね。
 カワトンボの仲間は、学芸員さんでも見分けるのが困難なようです。それぞれ正確に種の同定がなされているわけではなく、カワトンボの仲間として扱われていました。学芸員さんでも見分けの難しい昆虫を、素人のボクが見分けられるはずがないのだぁー!!

[写真撮影]

2007年09月26日

[関連ページ]
横須賀市自然人文博物館
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カワトンボ
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