丘陵地や山地の渓流に生息するカワトンボ。
腹長は53mm〜60mm、後翅長は42mm〜50mmになります。体の地色は淡褐色ですが、上面に銅様の金属緑色の斑紋があります。雌雄とも、赤褐色の翅に幅の広い濃色帯が入ります。
食べ物は他の昆虫です。
幼虫は円筒形のヤゴです。腹先に3本の尾(エラ)があります。
生活型は卵→幼虫→成虫の不完全変態(半変態)を行ないます。
越冬形態は幼虫です。
産卵形態は単独で、川中の木の根の組織内や朽ち木に産卵します。雌は完全に水中に入って産卵します。体中に生えている細かい毛に空気が閉じ込められ、空気の膜に覆われた状態となり、呼吸することができます。
日本国内の均翅亜目の中では最大種で、世界でも上位のランクに入ります。当初はオオカワトンボと呼ばれていましたが、生息場所にちなんでミヤマカワトンボの和名になりました。 |