[和名・種類] |
シオヤアブ |
[学名] |
Promachus yesonicus |
[英名] |
- |
[名前の由来] |
塩屋虻。オスの尻の先が白く、塩を吹いているように見えることから。 |
[分布] |
日本各地、朝鮮 |
[科名] |
ハエ目ムシヒキアブ科 |
[体色] |
虎模様 |
[時期] |
6月・7月・8月・9月 |
[特徴・生態] |
平地、山地などで見かける獰猛な大形アブ。
大きさは23mm〜30mmになります。体は黒色で、腹には黄色の横帯があります。オスの腹端には白毛の塊があります。肢の脛節のみ、黄褐色〜赤褐色になります。頭部は褐色粉で覆われます。胸部は黄褐粉で覆われ、胸背は短黒毛が生え、後方に黄毛が生え、側縁刺毛は黒色です。
他の昆虫を捕まえて、消化液を注入し、体液を吸い取ります。特に、コガネムシ類を好んで捕食しますが、そのほかにも、ハエ、ハチ、セミなども捕まえて体液を吸います。飛翔中の昆虫を後ろから追いかけ、足で鷲掴みにして捕らえます。
交尾したまま飛ぶ習性があります。
幼虫はうじ虫形です。地中に生息し、コガネムシ科の幼虫を捕食します。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。
アブだからといって、素手での手掴みは危険です。鋭い口吻で刺されてしまいます。ハエやカを捕食するため、益虫とされています。 |
[レポート] |
シオヤアブの成虫の写真です。
草の上にスズメバチのような、アシナガバチのような、危険そうな昆虫の姿を発見しました。恐る恐る近付いてみると、ムシヒキアブの仲間であることを発見。ムシヒキアブならハチじゃないから大丈夫かなと思って、少しずつ近付いて写真を撮りました。
ムシヒキアブは獰猛で、刺したりもするアブって言われてるけど、掴んだりしなければ刺されることはないみたいです。人間が近付くと、逃げていってしまいます。
ハチ以外の昆虫だと、ムシキヒアブよりもヌカカの仲間の方が厄介な気がします。海で磯釣りに行った時、小さなコバエだと思って気にしてなかったんだけど。家に帰ったら腕も足も真っ赤に腫れあがっててさー。治るまでに何日もかかりましたよー。
石垣山城に行った時は、スズメバチみたいな昆虫が、しつこく追い駆けてくるんですよねー。頭上を旋回したり、私の後方を蛇行しながら追い駆けてきたりして。いくら逃げても、ずーっと追い駆けてくるので、とても怖かったです。あれは何だったんだろう?ハチの仲間とは、行動が違うみたいなんですよねー。怖くて写真を撮ることもできませんでした。アカウシアブかな? |
[写真撮影] |
2008年07月24日 |
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