山麓、盆地、郊外の住宅地などで普通に見られるシジミチョウの仲間。
前翅長は約21mmになります。翅表は雌雄共に黒褐色で、前翅中央部と後翅前半部に雄は橙赤色、雌は白色〜蒼白色の斑紋があります。これで雌雄を見分けます。翅裏は銀白色で、雌雄の差はありません。秋型は夏型に比べて前翅端がとがります。
幼虫は茶色で、後部に1対の突起を持ち、節のひとつが緑色をしています。
越冬形態は、成虫で越冬します。成虫で越冬するため、春先でも見かけることがあります。
幼虫の食草はマメ科のクズ、フジ、ジャケツイバラなどの花、果実、新芽などを食べます。成虫は花の蜜、樹液、腐った果実、打ち水など、何にでも集まります。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の、完全変態を行います。成虫は年2回〜3回発生します。
個体的変異、季節的変異、地理的変異があります。
|