前翅長は36mm〜40mmになります。オスの翅表の地色は黒褐色で、大きな白斑があり、その周囲は光沢のある瑠璃色をしています。メスは橙色の地色で、前翅先半は黒色でこの部分を横切る白斑帯があり、カバマダラに似ており、擬態したものと考えられています。雌雄でまったく異なる外見をしています。
幼虫は短い毛の生えた黒色の毛虫です。スベリヒユ科のスベリヒユを食草としています。
生活型は卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。年数回発生しますが、日本国内では7月以降に多くみられます。
迷蝶として日本各地で見られることがありますが、熱帯地方〜亜熱帯地方に生息しており、土着しているわけではありません。日本で見られる個体には、いくつかの変異型に区分されます。
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