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ヒメアカタテハの成虫


ヒメアカタテハ
[和名・種類]

ヒメアカタテハ

[学名]

Cynthia cardui

[英名]

Painted Lady

[名前の由来]

姫赤立羽。

[分布]

関東地方以西

[科名]

チョウ目タテハチョウ科

[体色]

褐色

[時期]

5月・6月・7月・8月・9月

[特徴・生態]

 河川、耕作地周辺などに生息する、タテハチョウの仲間。
 翅開長は約55mmになります。前翅表面はアカタテハに似ていますが、やや小型で、後翅表面の橙色の斑紋が中央まで広がっています。多化性で、関東地方では5月頃から出現し、秋には多数の個体を見ることができます。日本各地に生息していますが、越冬可能な定着地域は関東地方以西の暖地に限られます。
 幼虫はキク科のハハコグサ、ヨモギなどを好み、ゴボウなどの栽培植物も食べます。チョウの仲間としては珍しく、特定の食草を持たない雑食性です。
 越冬形態は一定せず、成虫、さなぎ、幼虫での越冬が確認されています。

[観察・感想]

 ヒメアカタテハの成虫の写真です。
 それほど個体数は多くないのですが、三浦半島でも普通に見かけられるようになってきました。関東地方までが生息域の北限になるので、それより北方に生息しているヒメアカタテハは迷蝶ということになります。風に乗って運ばれて、迷い込んできたものだと思われます。
 越冬することができないので、関東地方が北限とされていますが。以前は、もう少し西の方が北限だったみたいです。少しずつ、分布範囲が広がっているみたい。地球温暖化の影響だと言われています。
 縄文時代、特に縄文時代の前期は、現在よりも気温が温かかったと言われています。気温が温かかったため、食糧も豊富で、人口も多かったみたい。その後、気温が低下し、食糧が不足したため、人口が減少し、平均身長も低くなってしまったんですよね。地球温暖化と言われているので、少しずつ縄文時代前期の頃の気温に近付いているみたいです。平均気温で2℃ほど高かっただけですが、昆虫の分布にはかなり変化が現れると思います。

[写真撮影]

----年--月--日

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