河川、耕作地周辺などに生息する、タテハチョウの仲間。
翅開長は約55mmになります。前翅表面はアカタテハに似ていますが、やや小型で、後翅表面の橙色の斑紋が中央まで広がっています。多化性で、関東地方では5月頃から出現し、秋には多数の個体を見ることができます。日本各地に生息していますが、越冬可能な定着地域は関東地方以西の暖地に限られます。
幼虫は、黒いトゲのある毛虫です。
越冬形態は一定せず、成虫、さなぎ、幼虫での越冬が確認されています。
食べ物は、幼虫ではキク科のハハコグサ、ヨモギなどを好み、ゴボウなどの栽培植物も食べます。チョウの仲間としては珍しく、特定の食草を持たない雑食性です。成虫は花の蜜を吸います。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。
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