川沿いの道端、雑木林、公園、低地などに生息する、タテハチョウの仲間。
前翅長は約35mmになります。オスの翅表地色は黒色で、光を当てると青色に輝きます。中央に橙色の帯があり、亜外縁にも褐色紋が並びます。メスは地色が薄く、輝くことはありません。
幼虫は、緑色の芋虫です。頭部の左右に角状突起を持ちます。
越冬形態は、幼虫です。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の、完全変態を行います。山地や寒冷地では年1回、暖地では年3回、発生します。
食べ物は、幼虫ではヤナギ科の植物の葉を食べます。人家周辺のヤナギにも付きます。成虫では、樹液や、熟した果実の汁を吸います。オスでは、動物の死骸に集まる習性があります。
橙色帯が白帯に変わり、亜外縁の褐色帯の消失した型は、クロコムラサキと呼びます。
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